笹川 力
私は令和3年2月に永遠に伝えたい永久保存版写真集「平成の御代の感動記録~明仁天皇と美智子皇后の偉大な足跡~」を購入致しました。この写真集は第四版で、平成31年3月31日に株式会社ビーエヌサービスより出版されました。
目次は、「まえがき」、「序 皇室の歴史を塗り替えた両陛下の勇断」、「PART1 天皇陛下、最後のご決断を《生前譲位》」、「PART2 天皇家に新しい血を迎え入れた若き日の情熱《ご結婚》」、「PART3 戦後日本の(行動する象徴天皇)の理想像を求めて《ご即位》」、「PART4 (空飛ぶ天皇)といわれ、世界57か国を歴訪された両陛下《国際親善》」、「PART5 日本中くまなく訪問、国民の圧倒的な喝采を受ける《全国行幸》」、「PART6 (平和への祈り)、もっとも大事にしている両陛下の日常《祈りの日々》」、「PART7 偏見のない歴史観は国民の手本《公正な歴史観》」、「PART8 膨れ上がったご公務、誠実さの限界を超えた両陛下《公務の負担軽減》」、「PART9 先細りする皇室に伝統の血を復活させるには《皇族の縮小》」、「PART10 珠玉のような両陛下のお言葉に、感謝の声《国民の声》」、「結び 次の世代へのバトンタッチ」、「あとがき」です。
私は昭和28年に新潟大学医学部を卒業し、同29年より新潟大学医学部第二内科に入局し、助手、講師を務めました。そして、厚生省特定疾患「潰瘍性大腸炎」、「クローン病」の研究班員となり、研究を続けました。昭和48年には新規開院した新潟市民病院に勤務し、同59年より院長を10年間務めました。平成6年3月に新潟市民病院長を65歳で定年退職し、同年4月名誉院長となりました。そして、新潟県民の特定検診や定期検診などの健康増進事業を担当している新潟県労働衛生医学協会に検診指導医として就職し、新潟健康増進センターに務めました。平成7年4月、副会長、同19年4月には会長となり、本部に移りました。同年11月3日、私は皇居(豊明殿)において、天皇陛下より勲章、瑞宝中綬章(保健衛生功労)を叙勲されました。そして、「永年、各分野で精励され、誠にご苦労様でした。今後は身体を大事にして長生きして下さい」とのお言葉を賜り、感激の極みでありました。これまでの私の教育・診療・研究面での業績が評価されたものです。同23年より私は新潟県労働衛生医学教会の名誉顧問となり、現在も現役で勤務しています。
(令和3年4月号)