望月 昭夫
春の大会でつたなくも優勝、久しぶりの美酒に浸っております。その日は全国的に雨、大風の低気圧が日本全土を覆い、楽しいはずのゴルフも辛い一日となりました。朝、車で向かうときは青空も見え、新潟はこの程度かと高をくくってゴルフ場に着きましたが、その後は予報通りの大風、雨、寒さの一日となり、時には体に当たって痛いほどの霰がグリーン面を覆うこともあり、総じて皆さんのスコアが悪かったのはそのせいかと思われます。
午後は棄権者もでると予想した幹事の判断で、午前中のみのペリアに変更となり、隠しホールにも嵌ってタナボタ優勝となりました。同伴競技者は坪田先生、小形先生、庄司先生でしたが、何故か、いずれも一緒になると闘争心がかきたてられる面々(表現は少し違うが、“可愛さ余って憎さ百倍”という感じ?)でしたが、一日中、天候にも負けず、ゴルフ道に反して、相手をおちょくり、くさし?ながらの楽しい一日となりました。ここに改めて戦友にお礼を申しあげます。この会は、以前は30名近い参加があり、にぎやかな時代もありましたが、一般的な傾向に逆らえず、近年は参加人数が減少していましたが、庄司先生が永代幹事となってから、その人柄と行動力により、参加人数が上昇してきており、喜ばしいかぎりです。渋野日向子、松山英樹のメジャー優勝、女子プロゴルフ界の隆盛もあり、また、かつてのゴルフブームの再来も期待されます。
さて、私のことを顧みるに、若い頃は自分が死ぬことなどは思いもよらず、それこそ死ぬほどの激しいスポーツや体に良くない無謀、怠惰な生活(少しは医療貢献:かえって害悪を流した?)を送っていましたが、ほぼ、日本人男子の平均寿命まで生きた今、さすがに、余命について考えざるを得なくなりました。75才を過ぎた頃、私の留守の間に愛犬のパピオンが、女房の心マッサージのかいも無く、突然死してから、私も、家内もペットロスで涙ぐむような日々を送っていましたが、暫くして、私が「又、犬を飼おう」と提言したところ、「10年以上、生きる人以外はペットを飼ってはいけない」と妻に言われ、その程度の寿命と読まれているのかと愕然とする一方、なるほどと妙に感心したことがあります。その後、娘が若い頃に勤めていた五ヶ浜から拾ってきて育てていたカメを譲り受けて飼っておりますが、ワンとも言わないが、それなりに生き物の可愛さがあり、夏場は逃亡をはかって水槽内をゴソゴソ暴れてひっくり返ったりして、妻と私の会話のネタになっています。はたして、愛称“カメ男”の寿命は如何に。今年も5ヶ月ほど冬眠して、最近、ようやく目覚めてまだボーとしていますが、人間も暇な時は、“半年ほど寝ます”と飯も食わずに眠る経済的な時代が来るかもしれません。余談はさておき、会には私より5才以上も上の先輩が何人かいて、さっそうとゴルフをされておられますが、私もせめて、それ位の年齢まで出来たらと、目標のひとつになっております。歩ける間は、老害をなるべく撒き散らかさないように努めますのでお付き合いのほど、宜しくお願い申しあげます。
当番(当分)の幹事 庄司 義興
成績表をお知らせします。10位以下は省略させていただきます。総勢17名の出席で、女性3名でした。18日当日は、春の嵐とかで、大雨、強風、あられなど大変な天候に見舞われました。コンペの前日と当日以外の前後1週間はほとんど毎日穏やかな良い天気が続きました。天気ばかりは如何ともし難いことですが、やはり天気の神様をちょっと恨みました。
スタートはしたものの、どんどん天候が悪化し、寒さも一段と厳しいものになりました。
前半のプレーの終盤は“あられ”も降り、グリーンに小さな氷の粒が突然いっぱい落ちて、本来なら入るはずのパットが入らないという状況でした。さすがにこの状況では、コンペを継続することは無理でした。幹事の一存で、前半でコンペは中止とし前半のみの成績で順位を決定致しました。“コロナ禍でコンペなんかやるからだよ”と言われそうですが、感染症対策を徹底し、初めから表彰式は簡素化を予定していました。
そんな条件の悪い中で、ベスグロで優勝したのが、望月先生でした。飯豊のインコースは距離も長く、紫雲の中では最難関のコースです。悪天候の時に、集中力を切らさずに普段通りにプレイできるというのは、本当の実力者だと思いました。望月先生の飽くなきゴルフ愛と衰えぬ競争心、一緒に回っていて見習うべきことが多かったです。なお、幹事に対して参加者が増えたとかで、温かいお言葉をいただき大変うれしく思っています。私が永代幹事ということになっていますが、当分の間の幹事です。
秋も中止を考慮しながら予定(9月3日)をしています。コロナの予防接種が進み、心から楽しくゴルフができる日々がくることを願っています。