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新潟市医師会報より

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国境での出来事

伊藤 隆

私は1978年から2年間、アメリカマサチューセッツ州ボストン近郊で過ごした。

家族5人でのアメリカ生活であった。ある夏の週末、ナイアガラ瀑布へ1泊の予定で出かけた。もう40年以上前のことであり、記憶もやや曖昧であるが、その時の経験を紹介する。

ボストンを朝早く車で出発した。到着後、観光バスに乗って国境の橋を越えて、カナダ側の滝も見物した。橋の中央部がアメリカとカナダの国境になっており、係官がバスに乗り込み、愛想よく乗客に声をかけ、それぞれのパスポートにスタンプを押してくれた。

ホテルに戻り、夕食の後カナダ側のライトアップされた滝が綺麗であると聞き、3人の子供が寝た後、近かったので夫婦だけでもう一度、カナダ側へ自家用車で出かけた。橋の中央部分の国境管理事務所でパスポートを提示すると、それまでにこやかに「ウエルカム!」と歓迎してくれた若い女性の担当官の態度が一変して私だけがすぐに車を降りて、事務所へ行くようにと指示された。事務所に入ると、数人の大男に囲まれた。夫婦のビザは更新済みであるが、子供のビザが延長になっていないので、不法滞在であると宣言された。

困ったが、待てよ、今日の午後すでに一度国境を越え、その時は何もお咎めがなかったなと思い、「ほら、今日の午後、ここにあなた方の同僚がパスポートにスタンプを押してますよ!」とパスポートのスタンプが押されたページを示すと、担当官は「うっ!本当だ。今回は勘弁してやるが、ボストンへ帰ったら、すぐに子供の手続きをするように!」と無罪放免になった。日中に愛想よくスタンプを押してくださった優しい方のおかげで助かった。あれがなかったら、面倒なことになっていたかもしれない。あの当時の国境警備の皆さんは今は随分お年になられていると思う。大変お世話になりました。

(令和3年10月号)

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