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新潟市医師会報より

新潟市医師会

遺影の撮影

伊藤 久彰

私は昨年12月に大怪我をしました。即ち後頭部に3センチほどの裂傷と顔面打撲でした。夜、医院の2階に上がる階段で転倒した結果でした。夜でしたので看護師を呼んで対応してもらいました。看護師が言うには後頭部の怪我は縫合したほうが良い、とのことでした。そして処置してくれる病院を探して、駆けつけました。処置の前には、胸部のレントゲンや、頭部のCTも撮ってくれました。その救急対応医師は、私が一人暮らしで、85歳(今は86歳)なので、取りあえず入院したらどうか?と言いました。しかし、私はその翌日に自分の医院の忘年会を予定しており、またその翌日には、老人ホームでの仕事がありましたので、帰りますと伝えました。救急対応医師は、では子供さんの意見を聞きましょうと言って、私の長女(眼科開業医師)に電話をして、そのことを伝えました。娘は父親が帰ると言うならば、帰して下さいと答えました。とにかく私は帰ってきました。娘は翌日、すぐに私の様子を見る為に飛んでくると言いましたが、前述の通り私には予定があり、忘年会も老人ホームの仕事もキャンセルはできないので、娘に来られても困ると伝えました。よく日の忘年会は私はサングラスで顔を隠し、後頭部にガーゼを貼って参加しました。老人ホームもその状態で、勿論マスクをして、回診をしました。娘にはスマホで私の顔と後頭部の処置前の写真を送りました。娘は約1ケ月後の今年の正月に来て、もう老人ホームの仕事を止めたらどうか、と言いました。そして、万一の為に遺影を撮っておいてくれと言って帰りました。その後、私が知り合いにその話をしたところ、彼は「私が写真を撮ってあげます」と言って早速、写真機を持ってきて、撮影してくれました。私はそんなに遺影撮影を急ぐつもりは無かったのですが、準備はできました。老人ホームの仕事はまだ続けています。

(令和4年4月号)

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