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新潟市医師会報より

新潟市医師会

Malignant 迷子の話

八木澤 久美子

私には4人の子供がいます。今は成人したその子供たちが小さかった頃の話です。恥を覚悟で子育て中のお母さんお父さんたちにこの話を捧げます。症例検討風にまとめました。

症例1:3歳男児、4人兄弟の3番目の子。ちょろちょろとよく動く。どこへ連れて行っても車から降りたとたん目的物をみつけるのが早い、そこにむかって一心不乱に走る。走るスピードは比較的速い。どこに連れて行っても迷子になる。自分が迷子と認識すると周囲に迷子と告げ迷子センターに連れて行ってもらう、いわば迷子センターの常連である。若くてきれいなお姉さん職員さんと一緒にいようとするクレヨンしんちゃん型迷子といえる。迷子としては比較的良性である。

症例2:5歳女児、4人兄弟の2番目の子。いつもボーとしており、何を考えているのかわかりにくい。発語も少ない。体格は小柄。動きが遅いため、家族から置いていかれ迷子になることが多い。迷子と認められることがいやで迷子ではなく家族を待っているふりをする。迷子になった場合みつけづらい。このため迷子としての悪性度が高い。

考察:症例1の対処法としては迷子センターに駆け込むと必ずいる。さぞかし心細くて、泣いて待っているかと思えば、クレヨンしんちゃんのビデオを見て、お姉さん職員さんに抱っこされて飴玉ももらい、シールももらったと自慢する。にこにこほくほく顔をしている。発見しやすいのはいいがその姿にむっとくる。症例2は悪性度が高い。一度迷子になると捜索が難しいので予防が大切である。

症例1と2が同時発生する場合があり、その時は困難を極めるので対応を事前に考えておくことが重要となる。携帯電話を忘れないこと、捜索基地を設け連絡係(我が家の場合は長女か夫)を設定することが必要である。捜索に体力を使うため日々の体力づくりが必要である。

まとめ:子育ては危険との隣り合わせ、まず子供の生存の存続が子育ての第一である。子供が生存していれば何とかなる。

(令和5年4月号)

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