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新潟市医師会報より

新潟市医師会

第56回全日本医師剣道大会(きなせや柳都・新潟)を開催して

荻荘 則幸

令和5年(2023年)4月8日、9日に第56回全日本医師剣道大会(きなせや柳都・新潟)を新潟ふれ愛プラザの体育館(JR亀田駅・東口)にて会長として開催しました(写真1・写真2)。

全国より、各診療科の剣道家(20歳代から80歳代)とその同伴者、約200名が参加しました。国内のみならず、剣道の盛んな台湾からも4名の医師、家族も参加しました。

新潟県内での開催は2回目となります。昭和51年5月に第11回大会を三条市の外山司郎先生(整形外科)が新潟市立体育館にて開催しました。それから約47年が過ぎましたが、昭和51年の大会に参加され、今回も参加された先生が何名もいらっしゃいました。

また、今大会の役員の中には、当時の大会に高校生として大会補助員として手伝って頂いた方もいました。

今年は例年より桜の開花が早く、大会当日にはすでに散り始めていました。

台湾の先生方の御希望で大会前日に加藤公則先生(新潟県労働衛生医学協会)に、まだ残っている桜の花を求め、市内の公園に案内して頂き好評でした。その日の夜には、新潟市剣道連盟副会長・八木和徳先生(新発田リハビリテーション病院長)と中村茂樹先生(プラーカ中村クリニック)にお願いして鳥屋野体育館武道場にて、地元の剣士も含め約70名の先生方の参加で稽古会が盛大に開催されました(写真3)。

4月8日(土)、大会初日は曇天の中、徒歩5分のJR亀田駅東口から防具、竹刀を担ぎ、多数の先生方が集まり、12時から1時間、自由稽古が行われました。その後の開会式では着物姿の勝本和子氏による日本国歌斉唱(アカペラ)が行われ、熱戦の幕が開けられました。剣道の大会では、試合の前に古くから日本剣道形(10本)が、お清めと選手の無事を祈願して行われます。今回は師の位の打太刀は中村茂樹・教士七段、仕太刀は鈴木和彦・教士七段により静寂な凛とした空気の中で、挙行されました(写真4)。

その後、歴史ある本大会では初の試みとなる5人の先生(66歳から33歳)が元に立つ、1時間ぶっ通しの試合、“立ち切り”が行われました。昔から警視庁の荒稽古としても知られ、秋田県の横手では、毎年3時間ぶっ通しの“立ち切り”が行われてきました。

今回は体育館めいっぱいに5人の先生が1列に立ち、そこに2分間隔で30人がかかっていき、約1時間以上、ぶっ通しの試合が行われました。

33歳の紅一点の整形外科医、安川紗香五段(群馬大学出身)を始め、66歳の前順天堂大学脳神経内科教授の林明人先生達が全国から参集した剣道の“猛者”を相手に熱戦を繰り広げました。林先生は驚きの29勝をあげ、合計61本を取る見事な試合を披露されました。5人の先生方の気力・体力の極限に迫る壮絶な戦いは参加した全員に大きな感動を与えてくれました(写真5)。

“立ち切り”の熱気も冷めやらないうちに、新潟駅前の東映ホテルで午後6時から懇親会が盛大に繰り広げられました。新潟市長・中原八一氏、新潟県医師会長・堂前洋一郎先生、新潟市医師会長・浦野正美先生に御祝辞を頂き、その後、台湾の陳亮仁先生からは新型コロナ感染症における両国の“協力”、“絆”についてスピーチを頂きました。八木和徳先生の御挨拶、乾杯に続き、柳都・芸妓さんの舞いが行われました。会の後半には、新潟市在住で音楽療法を実践しているサックス奏者、日々野則彦氏を中心とするジャズ・カルテットによる演奏が披露されました。会場内には新潟県を代表する約30種類の日本酒の試飲ブースが2か所設けられました。最後には皆様に日本酒がプレゼントされ、好評を博していました(写真6)。

4月9日(日)、前日とはうってかわって晴天に恵まれた大会日和となりました。朝6時30分から8時30分まで地元の剣士も含めた総勢100名以上の剣士が稽古を行いました。その後、8時30分からは新潟市立五十嵐中学校筝曲部10名の生徒による“お琴”の演奏が披露され、個人戦に臨む選手の心に一服の涼風を吹き込みました(写真7)。

午前9時から5人の八段の先生方による模範演武が行われました。この中には今回の新型コロナ感染症の期間において、マスコミに頻回に登場していた、免疫学の権威の京都大学出身で、元大阪大学教授の宮坂昌之先生のお姿もありました。現在、全日本剣道連盟が定める段位では八段が最高位です。新潟県内にはちなみに6名しかいません。

その後、年代別個人戦(トーナメント戦)が行われました。80歳代の部では福岡の加野資典先生(泌尿器科)が優勝、70歳代では宮下薫先生(外科・横浜在住、元燕労災病院長)が優勝、激戦の60歳代では高橋栄一先生(整形外科、新潟市学校町)が決勝で札幌市の池澤清豪(整形外科)八段を延長で破り優勝、50歳代では工藤英樹先生(新潟医療センター、形成外科)が準優勝、40歳代以下の部では、小林祐太郎先生(新潟高校出身、県立新発田病院研修医)が準優勝されるなど非常に新潟県勢の活躍が際立っていました(写真8)。

あしかけ3日間に及ぶ大会を無事終えることができ、後援、協賛を頂いた医師会、先生方、病院、企業の皆様方に心より御礼申し上げます。“交剣知愛”の合い言葉の元に来年令和6年6月に第57回大会が横浜で開催されます。

結果

写真

写真1

写真2

写真3

写真4

写真5

写真6

写真7

写真8

(令和5年7月号)

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