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新潟市医師会報より

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暑さぼけ

佐藤 舜也

暑い夏だった。9月になってもまだ30度超えが続いている。来る患者来る患者口を揃えてこんなに暑い夏は経験ないという。台風後のフェーン現象が続いているような感覚だが、海水温が高いのでなかなか冷えないらしい。

海も熱帯の海に近くなっているらしく,とれるはずのない魚がとれたり、とれるはずの魚がとれなかったりたいへんなようだ。我が家の小さな庭も水撒きはしているのだが、山椒の葉はすべて赤褐色になり、ギボウシやアジサイは枯れてしまった。

夜になると虫は鳴いているが、日中蝉の鳴き声を聞くことが少なくなったと思う。電話の音が聞き辛くなったので、耳が遠くなったのは否定できないが、庭の松の木の蝉の抜け殻の数がかなり少ないので、蝉の数自体が少ないのだろうと推察する。

水撒きに出ても蚊に刺される頻度が激減しているようだ。山道で虻に刺されることも最近は経験しない。かゆみを感じないだけに有り難いが、本当に良いことなのだろうかと思う。虫を見ることがないというのは、若いころに読んだRachel Carsonの『沈黙の春』を思い出す。これはDDTによる自然破壊だが、その後もフロンによるオゾン層の破壊だとか、ベトナム戦争での枯葉剤だとか、効率に頼って今までいかに自然を傷つけることを繰り返してきたのかと思う。

故人となったが同級の藤倉一郎君は人間は地球の癌かと書いていた。今年の猛暑が単に一過性の自然現象なのか、それとも人類の仕業の副作用なのかは分からない。今年の猛暑が繰り返すことのないように願いたい。

神を信じている訳ではないが、今の科学の進歩は神の領域を冒しているような気がする。ほんとうにこのままで良いのか、50年後どうなっているのか、叶わぬことではあるが生きていて見てみたい気がする。今の時点が転換点だったと言われているような気がするから。

(令和5年10月号)

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