佐々木 壽英
定年退職した2001年から、人間ドック施設で働いている。2002年にデジタル一眼レフカメラがキャノンから発売された。そのEOS-D60を購入して写真撮影を始めていた関係で、検診施設で写真を展示し受診者サービスを行うことを思いついた。写真を展示するため壁面2か所の「常設ギャラリー」開設許可をもらって、2003年から展示を開始した。
一度に30枚の展示は難しいので、毎年1月と7月に15枚の写真を1年間展示し、年1回受診すると30枚見られるように配慮した。
2003年から2024年まで22年間に600枚を越える写真を展示してきた。風景写真やフォトコンテスト入選写真が中心である。
2018年7月から2019年6月までの1年間は第31回写真展として、写真集『日本海の波』出版記念を兼ねて、波の写真23枚を展示した。第32回は会社のドイツ旅行で撮影した「雪のノイシュヴァンシュタイン城」を展示した。
2021年1月から2024年6月までは入会している写真クラブの写真展に出展した写真を展示してきた。そのテーマは、「霧のブナ林」、「美ヶ原からの名峰遠望」、「新潟海岸の朝」、「村松・秋から冬へ」、「新潟の桜」、「新潟の朝日」、「奥胎内の秋」、「新潟の雪山」などである。
プラーカ健康増進センターでは週6日営業し、1日の人間ドック受診者は約70名、定期健診などの受検者は約60名で、1年間で約3万人が受診している。写真に興味があり「毎年この写真展を見るのが楽しみです」と言って下さる受診者が多くいて、継続受診に一役買っていると思っている。その他、心温まる感想文やコメントを数多く頂いている。
この写真展示は、会社の他の検診5施設からも依頼されて、巡回展示も行っている。
検診の待ち時間に観てもらっているが、受診者の中には何処か身体に異常を感じて不安な気持ちで受診される方もおられる。この写真展をご覧になり、少しでも心の安らぎとなればと思って、写真の展示を続けている。
2014年に写真集Ⅰ「第1~23回プラーカ写真展」を、2019年に写真集Ⅱ「第24~33回プラーカ写真展」を、2024年に写真集Ⅲ「第34~41回プラーカ写真展」を自分用に製作してきた。