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新潟市医師会報より

新潟市医師会

「クロアチア、スロベニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ」紀行(後編)

大滝 一

はじめに

前編では成田を発ち、観光二日目のドブロヴニクまでを報告しました。ヨーロッパ観光というと、まずはフランス、イタリア、スペインで、次いでイギリス、ドイツ、スイス、中欧、北欧などになるかと思います。

私たちもメインの3か国は旅行しました。その次として北欧やドイツ、スイスも興味がありますが、観光地としては国外ではドブロヴニク、国内では高千穂が私の行きたいところNo1でした。ちなみに、高千穂は11月の宮崎での学会の際に訪ねることができました。

今回のツアーは20人ほど参加していましたが、話を聞くとツアーの強者という方が多いように思いました。クロアチアは世界的な観光地としては決してトップメジャーではありませんので、世界のメイン観光地に行かれてから訪れる方が多いようです。今回のツアーで知り合った仙台から来た母娘さんは、お母さんが80歳で、若いころからご主人と時間を見つけては海外旅行にでかけていたそうです。今までに100か国以上を旅し、行ったことがないのは南極くらいだと言っていました。普段は自転車で新聞配達をして足腰を鍛えているそうです。私は今回で19か国、まだまだです。上には上、さらにはるか上がいます。

後編は3日目以降についての報告となります。少しでも楽しんでいただき、いつか皆さんのお役に立てればと思います。

観光3日目(スプリットとトロギール)

ドブロヴニクからバスで約4時間半かけて今日の午前の観光の目玉スプリットへ。このバス移動は長いものの、車窓には蒼い海と空の素晴らしい景観が広がっていて飽きることがありませんでした(写真1)。バスの中は冷房が効いているのでよかったのですが、車内に掲示された気温は33~35度でした。世界中どこも暑くなっているようです。

スプリットには1700年前に古代ローマ皇帝が建造したディオクレティアヌス宮殿があります。城壁の1辺の長さが200mほどの四角い土地の中に大聖堂などが配置され、世界遺産となっています(写真2、3)。ウィキペディアでは建設当初は図1のようだったとのことです。外観もいいのですが皇帝の居住空間であったその地下もなかなかの迫力でした(写真4)。

次に訪れたのはトロギールという所で、海に突き出た周囲18kmほどの小島で、ここも世界遺産に登録され、ロブロ大聖堂や時計塔が有名とのことです。しかしここは何といってもアイスです。35度前後と熱い中、アイス屋さんが目に飛び込んできました。「DOVAN」という有名なお店があり私は早速バニラチョコをいただました。きめ細かで今まで食べたアイスの中では一番美味しいように思いました。皆さんお店の外でくつろいで思い思いにアイスを堪能していました(写真5~7:ウィキペディアより)。

観光4日目(プリトヴィツェ湖群国立公園)

今回の旅行でドブロヴニクに次いで私が楽しみにしていたのがこのプリトヴィツェです。エメラルドグリーンの16の湖群と100以上の滝が作りだす景勝に胸が躍りました(写真8:ネットより)。湖群と滝に関しては中国の九塞溝が有名ですが、プリトヴィツェはヨーロッパ最大の湖群と多くの滝からなる景観に世界中から観光客が集まるとのことです。

観光の前にまずはログハウスで腹ごしらえですが(写真9)、焼いたマスが1匹そのまま出てきました。添えられているのはほうれん草とジャガイモ(写真10)、あとはスープのみで、美味しいのですが半分しか食べられませんでした。ほとんどの方が残していました、もったいなかったです。ほうれん草とジャガイモを柔らかく煮た料理はホテルでもいつも出ていましたので、クロアチアの一般的な料理なのかもしれません。

さていよいよ緑あふれる大自然の中に出発です(写真11)。かなり急な坂を下り湖のそばに出ます。途中には高さ87mの滝もあり(写真12)、遊歩道は湖に張り出していました(写真13)。そしてその遊歩道のすぐ近くを大きなマスがゆったりと泳いでいました(写真14)。

その日も暑くバスの中の外気温表示は33~35度でした。そのような中で問題が起こりました。昼食後に坂を下り湖岸を歩くこと1時間。帰りは湖を横切る遊覧船に乗り、その船で出発地点まで短時間で戻る予定でした。しかし、余りにも船を待つ人が多すぎました。なぜかというと夏休みの最初の日曜日だったのです。ガイドさんもこんな計画を立てた本社に文句がある、とぶつぶつ言ってました。結局、2時間待ちの船には乗らず、来た道を歩いて引き返すことにしました。船からの景観も楽しみにしていたのでがっかりです。仙台の80歳の女性は新聞配達で鍛えていたので元気でしたが、私たちは暑さもあり、来る時とは逆にほとんどが上り坂で最後は顎が上がってしまいました。

疲労困憊で船からの眺望も見られなかったですが、ウォーキングは体に良し、最終的には満足のプリトヴィツェでした。今夜はクロアチア北端の街、オパティア泊です。

実質的な観光最終日(ポストイナの鍾乳洞)

早く目が覚め天気も良かったのでホテルから港まで散歩しました(写真15)。夜明け前の港を歩いているとお行儀のよい可愛いニャンが二匹いました(写真16)。「おはよう」と声をかけると二匹とも「ニャー」と答えてくれて嬉しかったです。ネコは世界中どこに行っても言葉で困ることはないんだろうなあ!

ネコはまあよいとして、皆さん鍾乳洞に入ったことありますか?日本だと山口県の秋芳洞と岩手県の龍泉洞が有名かと思います。私は医師になってすぐの頃に秋芳洞に行き、その広さに驚きました。そこは長さが11kmありますが、観光用コースとなっているのは1kmだそうです。

しかし、今回のスロベニアのポストイナ鍾乳洞は規模が違うようです。世界で第3位、欧州では最大の鍾乳洞で全長は21kmにも及ぶとのことです。ちなみに世界一はアメリカのマーモット洞窟で長さが何と500kmもあるそうです。

きれいに晴れ上がった青空の下、地下の世界に思いをはせ中に入ります(写真17)。実際に見て回ることができるのは5kmで始めの2kmと最後の2kmはトロッコで移動し(写真18)、その間の1kmが歩きによるツアーとのことでした。

このトロッコ侮れません!まるで「インディジョーンズ」の世界です!頭を岩がかすめそうなくらいで写真もうまく撮れませんでした(写真19、20)。奇妙な形の鍾乳洞には驚きましたが(写真21、22)、涼しくて野趣あふれるトロッコの都合20分間はたまりませんでした。期待していなかっただけになおさら印象的なポストイナとなりました。

そして今夜は最後の宿泊で、クロアチアの首都ザグレブのシェラトンホテルです。やっとバスタブのあるホテルに宿泊となりました。

さて帰国だが・・・

旅程を無事終えて帰国となりましたが、飛行機が2時間遅れるとのことで、イスタンブール空港で3時間ほど時間ができました(写真23)。これがラッキーでした。3時間もありビジネスでしたのでラウンジに入ることが出来たのです。このラウンジが凄い!フランスのドゴール空港のラウンジもよかったのですが、食事、飲み物ともにイスタンブールが最高と感じました。焼き物のブースも3つありアツアツの焼きたての魚介、肉などをワインとともに堪能させていただきました(写真24、25)。遅れた飛行機に感謝です。

帰国後の成田エクスプレスと新幹線は指定席を取っていたのですが、遅れてラウンジで良い思いをした分、こちらはどちらも予定していた列車には間に合わず、再度切符を購入しなければと思っていました。

しかし、成田エクスプレスは「今日はまだ帰国者が少ないのでガラガラです。切符はこのままで結構なので次の列車の好きなところに座ってください」とありがたい言葉で助かりました。次に新幹線ですが、こちらも「この切符でいいので次の新幹線の指定席の空いてるところを利用下さい」と空いてる席を教えてくれました。本当にありがたかったです。4人分すべて再購入となると馬鹿になりません。それも、帰国ラッシュ前だったからこそと思いました。出国と入国のピークを少し外すだけで大違いということが分かりました。これ結構大事なことと思います。

最後に

今回の3か国は旅行先の人気国という点では1位フランス、2位スペイン、3位イタリア、12位の日本には到底及ばず、クロアチア25位、スロベニア59位、ボスニア・ヘルツェゴビナ114位となっています。ただ2021年のデータなので変わっている可能性もありますが、どう考えても10位以内ということはないでしょう。

観光としてはドブロヴニク要塞都市、プリトヴィツェ湖群、ポストイナ鍾乳洞は是非お勧めです。ただ夏は鍾乳洞を除いては暑さ対策をしっかりしてください。食事は特別おいしいとは正直言えませんが、ドブロヴニクの「ROSARIO」の海鮮料理はおいしいですし、日本語で書かれたメニューは大変ありがたいです。ドブロヴニクに行かれたら是非立ち寄ってみてください。

今回のツアーの参加者の話を聞くと、かなりあちこち行かれた方々が多かったようです。

すでに何回か海外に行かれて、次の旅行は何処にしようかと思っている方がおられたら、穴場的な感もあるこのツアーはお勧めですよ!でも最近は人気のようです。

次は北欧を狙います!

写真1

写真2

写真3

図1

写真4

写真5

写真6

写真7

写真8

写真9

写真10

写真11

写真12

写真13

写真14

写真15

写真16

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