松浦 恵子
問題に直面した時にも懲りずに取り組む私、ではなく、同じ失敗を懲りずに繰り返す、しょうもない私の噺。
昨年11月のある雨天の朝。私はチャリを諦めてバスで出勤しようとバス停に向かいながら、バス用ICカードをいつも入れている財布から取り出そうとしました。ところがカードがどこにもない。この日はカードを使わず乗車しました。
カードはいったいどこへ?と一日中考え、ふとひらめき、帰宅後に数日前の外出で着ていたコートのポケットを探ると、そこにありました。乗車時、カードリーダーにタッチしたカードをコートのポケットへ、下車時にポケットから出してリーダーにタッチして再びポケットへ、帰宅後コートを脱いでそのままだったのです。
それから2週間ほど経った雨の日、バス通勤し帰宅のバスに乗ろうとしたらカードがありません。朝、下車時に「帰りも使うからカードはポケットに入れておこう」と思ったことを覚えています。でも、コートのポケットにカードはありません。いつもの財布にも、その他のどこにもない。これまた考えるに、その日着ていたコートのポケットの裏地が滑りやすく、ポケットから手袋を取り出した時にカードを落としたのでは?正解でした。職場の玄関先に落ちていたカードを職員さんに見つけてもらいました。推理が二度とも当たったことはちょっと自慢。
懲りない私が得た教訓「バスを降りたらカードはポケットではなく、いつもの場所(私の場合は財布の中)にしまうこと」
さらに思い出したエピソード、紙の切符時代に幼い娘と鉄道に乗った時、せがまれて娘に切符を持たせたところ下車時に切符がない!という事件が2回あったこと。成長した娘に「あんたが2回も切符を失くした!」と言ったら「小さい子に持たせるのが悪い、それも2回も!」と返されました。失くした当人から言われたくない!と思ったものの、30年以上前から懲りない私だったのだな~と今更ながら納得。