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新潟市医師会報より

新潟市医師会

お久しぶりです

山本 保

なんと38年ぶりに再入会させていたゞきました。想定外の90歳になりました。

表紙の題字に、今でも故笹川重男先生の文字を用いていることに敬意を表します。先生には、学生時代実習でご指導いたゞきました。「フォイヒト ウント ヴェルム」という名言を今でも忘れていません。

小林先生の絵が、ますます美しくなっています。切りとってノートに貼ったりしています。

過日、教室の先輩板谷啓司先生の白寿のお祝いの記事がありました。私が、はじめてお会いしたころは美中年でした。多分今でも美白老でしょう。最長老でしょうか。

名簿にのっている同期生は、野沢幸男、中島寛、岡田靖、黒川美智子、長沼正子、水野忠彦、横山道夫、吉田奎介の皆さんです。みんなそれぞれに老化していることでしょう。私は極端になりました。わが級は、漱石の個人主義を絵に描いたような集団で、私の財産です。相手の身になって考える人たちです。

約13年間、同じ所で仕事をすると思い出が沢山あります。半藤保さんは初代科長、そして教授。同名の好です。本多拓さんとは救急救命の準備で激論を戦わせました。藤井青さんは眼科で勤務医を全うし教授級でした。安食悟朗さんは患者さんにもてたでしょうね。丸山正則さんも初代科長、そして上越で、また一緒になりました。大西洋司さんは不治のミオパチーの若者の世話を長くつとめ感心しました。元会長佐野正俊さんとは同室でした。昭和20年生れの秀才はマンガも読むんだなと実感しました。康子さんは小児病棟で発生した結核事例を学会総会で発表し称賛されました。

いったん沖縄の人になったのですが、悲しみをのり越えて復帰されました。一度「馬鹿にしないでよ」とこっぴどく叱られたことがあります。この時の私の直感は見事的中し「TAFRO症候群」の高井和江さんです。

(令和8年4月号)

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