勝井 豊
私の医院のすぐ隣りに妻が高齢者用の施設を作ったが、職員用の駐車場として借地した百坪ほどの敷地の奥に家庭用の菜園を作ることにした。
以前は家が建っていたが、かなり前に撤去されて更地になったままであった。同じ町内の方が地主さんの許可を得て奥に畑を作っていたが、このたびは道路側の3分の2を駐車場として利用して、残りを家庭菜園にする計画にした。敷地の一番奥は建築素材が無造作に置かれていたが、このたびはそれらが撤去されていたので、その場所から始めることにした。すると土の中から小石が沢山でてきた。小石は鍬の先に当たって作業の邪魔になるし、根菜類にとっては成長の妨げになるので、一個ずつ拾って取り除くことにした。
最初に植えるのはジャガイモに決めた。養分をあまり多く必要としないし、砂地でもよく育つし、丈夫なうえに植え付けてから3ヶ月程で収穫できるので、実に都合がよいと考えている。地面の上に園芸用の発酵鶏糞を撒いてから、先端が3本に分かれた鍬で地面を掘り返してから、深さ20センチの溝を作り、元肥を敷いて土を入れて種芋を植えるだけである。
ジャガイモのなかでも、丈夫で育ちの良いメイクイーンを植えるつもりで、早々とホームセンターで買って来て平らなケースに並べているが、既に小さな芽が出揃ったので近日中に植えることにしている。この畝の隣にはトマトやキュウリなどの夏野菜を植えようと思っている。農家出身の職員や、畑作りに関心のある人達に手伝ってもらいながら育てていければ、収穫物を食卓に並べることもできるのではないかと、楽しみにしている。
(令和8年4月号)