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新潟市医師会報より

新潟市医師会

「男性の産後育児休暇」

高橋 英明

15年ほど前からトイプードルを飼っていました。黒と白の2匹の犬が家の中を往来しているのが日常でした。4年前に黒犬が心臓病で他界して白犬だけとなっていましたが、なんと7月から我が家に新しい家族がやってきました。生後2ヶ月の黒い女の子で、体重650gのとても小さなトイプードルです。

これまで犬の飼育は散歩係が主体で、餌やりなどは妻に任せきりで、犬達からの順位付けは2位の座に甘んじてきていました。それだけに、今回は私の自室に寝床とトイレをつくり、寝食を共にすることで第一位の座を得るべく飼育担当を買って出ました。食事は8時間毎に14gの固形餌を15分お湯でふやかしたものを与えます。朝の低血糖に備えてサプリメントジェルも購入し、いつでもなめさせられるよう準備しました。朝6時、昼2時(ここは妻に依頼)、夜9時が目安です。トイレを覚えるまでは、糞尿との闘いですが、1日に6〜8回程の頻度で所構わずだし、かわいいからとベッドで遊ばせていれば布団の上で平気で「おしっこ」となります。赤ちゃんのおしっこといっても臭いは強烈、吸収シートをすぐにあてられるように小さくカットして近くに備えておき、消臭スプレーや消毒シートなどで掃除します。運動もさせなければいけませんが、部屋の中でゴム製ボールを投げて拾わせようとしても、応じてくれません。埃っぽい本棚に顔を突っ込み、ビニールの袋を引っ張り出し、さらには机の下の奥深くに入り込んで出られなくなるなどの悪行三昧です。

はじめの2週間は体重が少ないので餌を残すことや、排便がないことなどでの心配もしましたし、朝早くから起き出してクンクンと催促され、時計を見ればまだ4時なんてこともあって、寝不足のまま仕事に向かう日々でした。そうは言っても、3週目ともなるとこちらも慣れてきてトイレの成功でおやつをあげ、トイレするまでは寝たふりを続けるなどの技もくりだします。朝5時半から6時くらいまでにトイレに排尿し、褒めた後寝たふりをして排便するのを待って朝食を出すという習慣をつけさせました(犬側から見たら朝早く起こして、餌の準備をさせる条件反射を憶えさせたのかも)。

家にきて8週目には体重1.9kgとなり、ようやく散歩デビューです。朝食前の外歩きですが、初日は6時に嫌がるリードを無理矢理つけて地面におろすと、右に左に引っぱり、前に後ろに走っては葉っぱを咥えるといった散歩となり、15分程で終えました。翌日は5時くらいから目を覚ましており、こちらが起きているかを確認している様な気配を感じて薄目を開けてみると二本足で立って背伸びしてこちらを見ている顔が目線の直ぐ脇にありました。催促されるようにこちらも起こされて着替えをし、散歩に出発です。育児は大変です。まだ寝不足は当分続きそうです。

本年度から育児・介護休業法が改正され、男性の育児休暇に焦点があてられています。改正点では、これまで分割してとれなかった育休を2回に分けられること、男性の育休制度に出産後の制度が設けられたこと、企業側にも育休をとり易い環境整備や取得率の公表なども義務づけたようです。この10月1日からは男性の出産後育休「産後パパ育休」の制度が始まって、マスコミにも多く取り上げられています。

さすがにペットでは育児休業は認められませんよね。

(令和4年12月号)

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