寺島 哲郎
みなさんこんにちは。地域保健部担当理事を拝命いたしました寺島です。開業して11年、地域医療に尽力してまいりました。理事としての新たな役割をしっかり果たし、皆さまのお役に立てるよう努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
ところで、みなさんベルギーと聞いて何を連想されるでしょうか。チョコレート、ションベン小僧(少女)、グランプラスなど挙がってくると思いますが、ビールもとても有名で、2016年に無形文化遺産に登録され世界中で人気上昇中なのです。
ベルギーでのビール醸造は、紀元前50年ごろのユリウス・カエサルのガリア戦記にビールを造っていたとの記述があり、地理的・歴史的要因によって、様々なスタイルのベルギービールが生まれては消え、現在まで残っている本当の意味での地ビールがベルギービールなのです。全世界で90%以上のシェアを誇るピルスナーはチェコで生まれた新しいビールであり、歴史的にはベルギービールの方が断然に長いのです。
そして何を隠そう私の趣味の一つはベルギービール。一般的なラガービールとは異なり、ベルギービールの多くはエールと呼ばれる上面発酵ビールで、約12のスタイルに分類され、酵母が発酵の過程で豊かな香りや深みのある味わいを生み出します。例えばトラピストビールの重厚なコク、ホワイトエールの爽やかさ、自然発酵で造られるランビックの独特な酸味など、その種類は多岐にわたり、3000種類のビールがあると言われています。まるでワインのように奥深い世界です。
毎週末そのベルギービールを愛するあるお店のマスター(エンドゥさん)と語らいながら味わう、そんな時間を大切にしています。銘柄ごとに専用グラスがあり、温度や注ぎ方にもこだわることで、さらに楽しみが広がります。お酒好きの先生方にはモチロン、みなさんに一度は試していただきたい世界です!
最後に最近は医師会ワイン部にも入り、ワインの魅力も勉強中。お酒を通じた交流を大切にしながら、理事としての務めを果たしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。