新潟中央病院 整形外科 早川 敬
新潟にやって来て3度目の夏になります。この夏は新潟市を会場に行われている芸術祭「水と土の芸術祭」(通称:みずつち)に参加しながら、新潟の歴史、文化、食を学び楽しんでいます。
この芸術祭は2009年に始まり3年に一度開催されていて今回で3回目、世界的なアーティストも参加されています。今回は旧二葉中学校をベースキャンプに、新潟の水と土の象徴でもある『潟』(鳥屋野潟、福島潟、佐潟、上堰潟)を主な舞台として、多くのアートが展開され、たくさんのワークショップが企画されています。7/18から10/12まで開催されており、夏だけでなく秋まで楽しめます。
週末になるとガイドブックを片手に、ベースキャンプや『潟』を訪れ、アートに触れ、ワークショップ等に参加し、新潟の水と土の恵みを味わい、新潟を知り、学んでいます。我が家の子供たちとも一緒に参加できるので一家で楽しんでいます。「みずつち」はまさに新潟市がすべて詰まったプロジェクト、魅力たっぷりです。
① 公式ガイドブック(¥500):必携です。各地の食のおすすめスポットもたくさん紹介されていて、より「みずつち」を楽しむことができます。
② ③新潟の夢 -Dream of Niigata-:王文志(ワン・ウェンヂー)という台湾のアーティスト(ヴェネチア・ビエンナーレ2001台湾代表にもなった方です)の作品です。万代島緑地にある「みずつち」のシンボル的な大きなアートで、新潟と宮城の牡蠣の殻と竹を使って創られています。震災からの被災地の復興を祈念しての作品です。内部に入ってみるととても涼しく、光と影、音と風の融合が楽しめます。
ガイドブックにスタンプを押しながらスタンプラリーを楽しむもよし、お気に入りの作品へ何度も足を運ぶもよし、新潟を存分に堪能できる芸術祭です。
(平成27年9月号)