木戸病院 小児科 皆川 雄介
私は3年前に新潟大学小児科に入局し、新潟県で勤務させていただく事になりました。元々は加茂市の出身です。愛知県で大学生活、初期研修を過ごしていたため、久しぶりの新潟県での生活となります。
新潟に帰ってきてから食事は常に外食です。学生時代、研修医時代にはフットサル、ゴルフなど少しではありますが運動もしていたのですが、現在の運動といえば病棟までの数階分の階段を使用するのみとなっていました。そんな生活をしていますと体重、腹囲は増加傾向となり就労時検診では肥満と診断されてしまいました。どうにかせねばと思い、友人にお願いしてフットサルに参加させてもらったのですが、開始数分で膝を負傷しその後の時間はタイムキーパーとして過ごすという何ともお粗末な結果になってしまいました。
その後も今まで同様の生活を続けていましたが、このままではまずい、何か運動をしなければ、と考えていたところ、今回の新潟市医師会報への寄稿のお話をいただきました。この様な場に提供できる話題を持ち合わせていませんでしたので、以前からやってみたいなと思っていたボルダリングについて書いてみたいと思います。
ボルダリングはフリークライミングの一種でロープによる確保なしに高さ数メートルほどの岩をフリークライミング用のシューズ、汗止めの粉(チョークパウダー)だけを使い登っていく競技です。私の住んでいる東区にもボルダリングのジムがあり、1日の料金は1400円だそうです。自然の中で行う場合は初登者が通ったルートで指定されたゴールまで行くというもので、人工壁(ジムなど)で行う場合は、ホールドと呼ばれる足場を使い指定された条件、ルートでゴールまで登りゴールホールドを両手で掴むことでゴールになります。
ルールは非常に簡単ですが様々なルートが用意されていたり、定期的にコースの変更が行われていたりと自分の力量、ペースに合わせて飽きることなくやっていけるのが魅力ではないかと思いますし、ゴールまで到達できた時の達成感もあるのではないかと思います。
営業時間も遅くまでやっているので仕事が終わってからでも行く事ができますので時間がないとの言い訳はできません。
簡単ではありますがボルダリングについて書かせていただきました。寒くなり外に出るのにも億劫になってしまいますが、まずは一歩踏み出してボルダリングを体験したいと思います。
(平成28年1月号)