新潟市民病院 研修医
松﨑 倭
皆さんは、ルアーフィッシング(ルアーという疑似エサを使っての釣り)をしたことはありますか?私は最近始めました。毎週、近くの突堤に足を運びenjoyしています。私の出身大学は新潟大学ですが、6年間海が近いところに住んでいたのに、なぜ最近までやらなかったのか不思議なくらい頻繁に釣り場に足を運んでいます。始めて以降、すっかりはまってしまい、かなり頻繁に釣り場に足を運んでいます。毎回一番近い釣り場(日和山突堤)で釣行に及ぶのですが、釣れる魚の種類は、アジ、サバ、ワラサ、カサゴ、キジハタなどです。いずれも食べられる魚で、釣れれば食費も浮いてお得です。とはいっても毎回釣れるわけではありません。坊主(一匹も釣れないこと)の日もしばしばあります。それなのになぜここまではまってしまうのか?理由がいくつかあります。1つ目は、単純に釣れなくても楽しいからです。中毒性があります。「昨日は釣れなかったけど今日は釣れるかもしれない」「魚が自分を呼んでいる」「せっかく晴れてるし行かなければもったいない」「久しぶりに魚が食べたい」などという考えが勝手に頭に浮かび、気が付いたら釣り場に向かっています。不思議なことに数日間坊主が続いていてもこのような考えが自然と頭に浮かんできます。2つ目は、ルアーフィッシングの奥深さにあります。釣れないときは、なぜ釣れないのか、どのようにしたら釣れるのかといったことを考えながらルアーを投げ続けます。投げている場所の深さ、波の形状、水の濁り具合とルアーの色、ルアーのアクションなど、釣りの中でも特にルアーフィッシングでは様々な要因が釣果に関与します。3つ目は、釣れた時の爽快感です。どの魚も引きは強いです。その時の感覚は手に残ります。また、様々な試行錯誤を行ったうえでの釣果は格別です。釣りが終わって車で家に向かっているとき、寝ようとして布団に入った時、コンビニで順番待ちをしているときなど、日常の様々な場面でその時の光景がフラッシュバックし、釣り場に向かうモチベーションとなります。
まだ釣りを始めて半年も経っておらず、未だ初心者の域を脱してはおりませんが釣りの魅力にあてられ続けています。趣味としてより真剣に取り組む方は船でより沖まで行って釣りを楽しむとのことです。新潟市は海も近くて釣りも盛んなので皆さんも釣竿とルアーを手に海に向かってみてはいかがでしょうか。
(令和7年8月号)