新潟市医師会報より

手仕事らぁめん　八

大滝　一

ラーメン投稿の第3弾目となります。過去の2店は「三咲屋」「孔明」と、新潟では大関クラスの皆さんがよく知っているラーメン屋を紹介しました。

今回は笹出線沿いで、とやのショッピングセンターよりやや新潟駅寄りに、昨年にできた「手仕事らぁめん　八」です。

何と言っても「煮干し中華」が売りです。名が示すように、これほど強力な煮干し風味のラーメンは食べたことがありません。この味は特徴的ですので、好きな人は大いにはまると思いますが、魚介系が苦手な方にはお勧めしません。

私はラーメン本や雑誌のラーメン特集がでると、反射的に購入します。そして新ラーメン店のコーナーをまず見て、めぼしい店をチェックし家内と一緒に出かけます。

このお店もある雑誌のラーメン特集を見ていて「煮干し系か・・・我門や大舎厘のような魚介系のだしが利いたラーメンだろう」と思い、さほどマークしていませんでした。しかしある飲みすぎた日の翌日、無性に魚介系だしのラーメンが食べたくなり、「そうだあの店は・・・」ということで「手仕事らぁめん　八」に行くことになりました。

このお店は朝7時から夜11時まで営業しており、年中無休とのことです。いやー、これだけでもたいしたものです。

で、お味ですが・・・その前にラーメンが運ばれて来た瞬間、まずフワーンと香ばしい煮干しフレーバーに包まれます。まさに垂涎ものです。じわーっと唾液がステノン管を通って出てくるのが分りました。

煮干しスープの味は濃い目ですが、こってりしすぎず、あっさりしすぎず、ユズの香りも漂って、とても美味しいです。麺は軽く縮れた丸打ち中太麺で、舌触りはそばに似たような感じがします。このほうがスープの絡みがいいのでしょうか。この煮干し中華にはワンタンも2、3枚入っていて、ちょっと嬉しかったりします。

このほかに「つけ麺」もあり、基本的な味はやはり煮干しです。麺はやや太くなります。こちらもなかなか美味しく割スープをお願いし、ついつい最後まで飲みほしてしまいます。血圧によくないのは分かっているのですが。

その他に午前11時からオーダー可能の「30食限定：特級みそらぁめん」があります。これもそそられます。次はこれでゆこーっと！

今年もラーメンシリーズは続きますのでよろしくお願いします。よいお年を！

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