大滝 一
今日、久しぶりに三越近くの「三吉屋」でラーメン(メニュー上は中華そば)を食べてきました。新潟には四大ラーメン系があり、その中のあっさり醤油系において、老舗中の老舗と言われているだけありその味はさすがでした。ここ数年、新潟のラーメンは良質の味とバリエーションの豊富さから注目度は全国区となっています。
ラーメンの歴史を紐解くと、日本で初めてラーメンを食べたのは、江戸時代の寛文5年(1665年)、水戸光圀だったとされています。そして、今やラーメンは日本人に無くてはならない食となっています。ちなみに平成19年ですが、日本のラーメン店の軒数は26万軒で、人口比から見たラーメン店が最も多い県は意外にも山形県で、次いで栃木県、北海道だったとのことです。
話を「三吉屋」に戻しましょう。ご存知の方も多いと思いますが「三吉屋」はもともと靴屋さんでした。新潟大火でそのお店が焼けたため昭和32年に屋台ラーメンを始め、昭和39年に現在の西堀に店を構えました。
うたい文句は「365日同じ味」「5分以内に客に出せる中華そば」だそうです。私は何回も食べていますが、あっさりした甘みのある琥珀色のスープは絶品で、いつも飲みほしてしまいます。
麺は極細麺であり、これなら早くゆで上がり、待ち時間も短いはずです。ゆでる時間はわずか40秒だそうです。具としては、ナルトとチャーシューが一枚ずつにネギとシナチクが少々と、いたってシンプルです。
お店は伝統がある分新しくはありませんし、席も少ないですが、回転が速いし、なんと言ってもその旨さは格別です。特に飲んだ翌日はこのあっさり中華そばが最高です。
この「三吉屋」は西堀店の他に、店主のご兄弟の方々が信濃町とけやき通りにお店を出しています。兄の方の信濃町店にはかなりいけるタンメンがあり、弟の方の駅南店には香ばしいもやし入りのもやし中華そばがあり女性に人気のようです。
老舗中の老舗、新潟を代表するラーメン屋「三吉屋」、3店の味比べもお勧めです。
三吉屋
住所 | 新潟市中央区西掘通5-829 |
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電話 | 025-222-8227 |
営業時間 | 11:00〜20:30 |
テーブル | 20席 |
駐車場 | なし |