新潟市医師会

新潟市医師会報より

蕎麦本陣大はし

西條　康夫

40歳前後から、手打ちそばが好きになりました。手打ちそばの腰の強さとのど越しの旨さは機械打ちでは出せません。新潟市内にも複数の手打ちそば屋さんがありますが、近くにある気軽さから、新潟駅万代口に近い「蕎麦本陣　大はし」に時々週末のお昼に一人で食べに行きます。小さな店で、お昼時でもカウンターに大概は座れます。

そばは、黒々とした太麺の田舎そばと、細打ち麺の2種類があります。ひきぐるみを外一で打った太麺の田舎そばは、腰が大層強く歯ごたえがありそばを手繰るというより噛むといったほうがいいかもしれません。蕎麦そのものの味を楽しめます。一方、十割の細打ち麺は、細いながらも腰があり、そばを手繰った時ののど越しの旨さを味わえます。そばつゆは濃厚で、少しつけてたべるのがいいです。私は、田舎そばと細打ち麺を同時に味わえる2点盛りをからみ大根で食べるのが定番です。その他、てんぷらそばや、鴨せいろなどもおいしそうです。日本酒やそば焼酎、酒のつまみもあり、お昼から飲んでいらっしゃる方も時々見かけます。また珍しい「蕎麦ビール」が置いてあり、機会があれば一度飲んでみたいと思っています。