新潟市医師会報より

新潟古町 而今（JIKON）

市役所・市民病院班　田村　正毅

居酒屋より美味しい食事を、料亭よりも肩肘張ることなく気楽に楽しめるお店として私の大好きなお店です。割烹・小料理屋さんの範疇でしょうか。以前は古町の路地裏にあり、少し手狭で常連さんも多く、なかなか予約が取れませんでした。1年ほど前に現在の場所に移転され小料理屋さんとは呼べない程の大きさになりました。大きくなりましたが、やはり人気店で沢山のお客さんで賑わっています。座敷席や周囲と仕切られた小上がり、テーブル席、さらに大将（料理長）の料理がよく見えるカウンター席があります。数名ならこのカウンター席がお勧めです。

こちらの大将は、新潟県内に多くの系列飲食店を抱えるグループの総料理長をしていました。また調理アドバイザーとして全国の美味しいものを知っています。これら食材卸さんとの繋がりや知識をフルに活かして、新鮮で旬の食材を取り扱っています。当然、食材の良さだけではなく調理の素晴らしさがあります。見た目もよく、美味しいためについついお酒の量が進むのが難点でしょうか。料理は単品も沢山ありますが、お勧めを選ぶと間違いありません。おまかせコースでも内容を相談してみるのもいいかと思います。私が、こちらの料理で一番衝撃を受け、皆様にお勧めなのが「生うにとトリュフの土鍋ご飯」です。癖のある贅沢な食材のコラボで最初は生臭い物を想像しました。しかし一度食べるとその美味しさに病み付きになります。1名では多いですが数名での〆には絶対お勧めです。

さらに呑むことが好きな人にとって堪らないのがお酒の種類です。新潟の地酒は勿論、全国的に美味しいお酒も置いてあります。早い者勝ちですが、入手し辛い日本産の珍しいワインなども時には置いてあります。

料理よし、酒よし、そして大将がこれらとお店全体を確りと確認して雰囲気良しです。

今回、而今さんを紹介して一つ心配なのは私の予約がさらに取りにくくなることです。

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