新潟市医師会報より

豊栄駅近くに美味しい寿司屋「鮨一」開店！

大滝　一

新潟は日本海に面し海岸線が長く海の幸に恵まれ、お寿司屋さんも県内各地域に多くあります。しかし、新潟市北区には意外と少なく、特に豊栄駅近くの寿司専門店は1軒だけです。知っていましたか？

その豊栄駅近くに待望の寿司専門店がこの6月6日に新たにオープンしました。お店の名前は「鮨一」（写真1）です。名前からしていいですね！私の名前が入っているからではありません。

そのお店ですが、ご主人はついこの間まで新潟のお寿司屋さんとして知らない人がいない老舗中の老舗の花板さんだった方です。この段階でどこのお寿司屋さんか分かった方が多いでしょうし、花板さんが誰か分かった方もいると思います。

私はここ数年そのお寿司屋さんに家内と年に何回か足を運んでは、花板さんといろいろ楽しく話をしながら極上のお寿司をいただいてきました。その方が退職すると聞いてがっかりしたのですが、今度は豊栄駅の近くにお店を出すと伺い、これはぜひ行かねばとなりました。家内ももちろん大賛成です。新規開店の案内もいただき、お祝いにエミリオ・ロバの枯れない胡蝶蘭を送り、早速6月19日（土）の7時にカウンターを予約し、いざ行かんです。

ところで、さて豊栄、どうやって行こうかとなりました。私も家内もお酒は勿論飲みますし、寿司を食べに出かけるにはちょっと遠いかな、という感じです。そこで以下の手段を考えました。①往復タクシー、②行き車、帰り代行、③行き電車、帰りタクシー、④往復とも電車。

結局④を選択し、新潟駅までタクシー（約2,000円）、そこから電車で20分、豊栄駅から歩いて数分の方法を選択しました。なんと列車に乗るのは1年半ぶり、しかも在来線は数年ぶりといったところで、改装中の新潟駅で多少うろうろしたものの、無事お店に着きました。電車はちょっとした遠足気分でした。それに驚いたのは乗車料金が242円で、家から豊栄までの合計料金は、家から古町の老舗のお寿司屋さんまでのタクシー料金と同じくらいだったことです。時間的には家を5時半に出て6時半にお店に着きましたので、これもあっという間でした。

さてそのお店「鮨一」です。カウンターがスギの1枚板、すべすべ触り心地もよく、椅子が今までにないほどとても座り心地の良いものでした。

先付け、吸い物、刺身盛り合わせ、枝豆にアワビの蒸し焼き、そして寿司、どれも満足・満足、老舗の頃より味がワンランクアップした感じがしました。家内も同様の感想でしたので間違いありません。味についてはここでは詳しく説明はしませんので、ご自身の味蕾で是非味わってみてください。お酒もビール、日本酒、焼酎、洋酒と多くの方がきっと満足するでしょう。私は「Ichiro’s」（写真2）というウイスキーを初めていただきましたが、これは旨かったです。

またこの時、カウンターの4人のご家族と一緒になり、東区から車で来たとのことでした。88歳の女性、60代の息子夫婦とその次男で20代後半の男性でした。美味しいものを一緒にいただくと幸せな気分になり、何かと話も弾みます。

その若い男性はフェンシングでインターハイ5位になった方で、そのお兄さんはインターハイ、国体のチャンピオンになった方だそうです。フェンシングについていろいろ教えていただきました。フルーレ、エペ、サーブルの違いなど基本的なことから、用具はフランス、イギリス、ドイツの3か国でしか作っていないことなども教えていただき、俄然フェンシングへの興味が高くなり東京オリンピックが楽しみになりました。ちなみにそのご家族は車で来て、帰りは代行とのことでした。

「鮨一」は、豊栄駅から歩いて5分ほど、お店はカウンターが6席、その後ろに4席のテーブル、一段上がった奥にテーブル6人用（写真3）、といった居心地の良い空間でした。ご主人の話はちらりと面白く（写真4）、奥さんは明るく、気持ち良く飲んで食べられるお寿司屋さんです。

ちなみに帰りは午後9時11分の快速で新潟までノンストップで15分でした。北区の先生方には特にお勧めですが、西区に住み中央区に医院がある私も、また必ず旨い寿司を求めて足を運びます。

豊栄は近いですし、「鮨一」は新潟の老舗のお寿司屋さんに引けを取らない美味しさで、ご主人も楽しく、北区以外の先生方にも是非お勧めのお寿司屋さんです。

北区の先生方、いいお寿司屋さんができて良かったですねえ！

次はいつ行こうかな、もうそんなことを考えています。

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