新潟市医師会報より

ツボタダンススクール

勝井 豊

運動不足や歩く姿勢の改善のために妻の提案で、ダンススクールに一緒に通い始めた。中央区内には3、4軒のダンススクールがあったが、50年以上にわたって社交ダンスや競技ダンスの指導を行っている「ツボタダンススクール」に申し込んだ。平日の昼間に1時間の予定で週に1回通うことにして、ダンスシューズも注文して6月中旬からレッスンを開始した。

東堀通6番町のビルの8階にあり、広々としたフロアの入り口近くにカウンターがあり、奥の壁と中央の柱の全面に鏡が貼ってあった。初心者には社交ダンスを、上級者には、競技ダンスの指導を行っており、私たちの指導は新潟県ボールルーム連盟の経理部長の御夫妻が担当してくれている。

踊るときの組み方や、リードとフォローなどの基本的なことを、初心者にも理解できるように丁寧に教えてくれるのでありがたい。姿勢をまっすぐに保ちながら前進と後退を繰り返す「ウォーク」から始まり、4分の4拍子の「ブルース」、4分の3拍子の「ワルツ」、4分の2拍子の「ジルバ」というように、少しずつレッスンは進んでいる。

まずステップを1歩ずつ説明してもらってから実際に組んで踊ってみるのだが、私たちの習熟度や体力に合わせて、楽しい雰囲気で教えてくれる。それでも50分間も踊ると大汗をかき、腰も伸びて、いい運動になる。私たちの他にも高齢者の方が習いに来ておられるようで、自分自身の体力に合わせて無理なく続けることができる趣味に巡り合えてよかったと思っている。

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