浅井 忍
新潟県はうどん文化が希薄なうどん後進県です。そば屋や店屋物屋では醤油色した汁のうどんが提供されてきました。それが、20年程前から日本に留まらず世界にチェーン店を展開する丸亀製麺が進出してきて、新潟のうどん文化に変革をもたらしました。そんななか、大繁盛をしているうどん店があります。
車で国道7号線をいき、阿賀野川大橋を渡り濁川ランプで新新バイパスを降ります。新潟せんべい大国を過ぎて築上山のT字路を左折して、県道3号線新潟新発田村上線に入り新発田に向かうと、どんどらさんがあります。新潟リハビリテーション病院の約200m手前になります。
セルフ式だから食券をカウンターに出し、番号を呼ばれるとカウンターに注文品を取りにいって、食べ終わったら食器を返却するシステムです。
店主の井村さんが毎朝打つ麺は2種類の小麦をブレンドしていて、ツルツルな食感は香川県産の小麦粉が、モチモチ感はオーストラリア産の小麦粉が担っています。出汁は、北海道産の利尻産昆布、香川県産いりこ、さば節、いわし節、かつお節を使用しています。5種類の素材からとった出汁を飲むと口の中に優しい香りが広がって、ふと幸せを感じます。
麺は夏場は細めで、冬場は太めにしているそうです。出汁の味は夏場は若干塩分が強め、冬場は甘めにしているそうです。昆布以外は素材の乾燥の具合に気を配りながら微妙に調整をしています。心がけていることは、高いレベルの味を提供し続けることです。
メニューは多彩で、和牛うどん810円、明太子釜玉うどん720円、きつねうどん720円、豊栄カレーうどん720円などや、平日限定のもつ煮込み定食760円や豊栄カレーライス定食760円(定食には半かけうどん付き)があります。10月半ばからは人気の鍋焼きうどんが登場します。
多くの食材が値上がりしている昨今、10円程度の値上げを検討中だといいます。この地に開業してちょうど10年、どんどらさんは讃岐弁で雷のことで、ネットを検索していて5分で見つけたと、店主は話していました。
どんどらさん
住所 | 新潟市北区木崎字榎通1754-3 |
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TEL | 025-250-6607 |
営業時間 | 11:00~15:00 午後は日曜だけ17:30~20:00 |
定休日 | 水曜 |
席数 | 45席 |
駐車場 | 20台 |