永井 明日香
この原稿の依頼をいただいた時、真っ先に浮かんだのが「マスヤ」でした。素敵な飲食店は既にたくさん載っていたので、皆さんに教えたい、ちょっと面白い個性派ローカルスーパーをご紹介しようと思います。
美味しいものを食べる、作るのが趣味の私にとってスーパーは欠かせない存在であり、スーパーでのお買い物は休日の楽しみのひとつ。五泉市にある、たのしいスーパー「エスマート」にハマり通っていた時、鈴木店長さんのインスタで紹介されていたマスヤに出会いました。場所は南区旧味方村、緑豊かな田んぼの真ん中を通って辿り着くと、そこには田舎によくある普通の小さなスーパー。でもいざ中に入ると、生鮮食品や日用品とともに全国から取り寄せられた美味しいものが所狭しと並んでいる、ワンダーランドでした。
店長の栗林礼奈さんはぱっと見今どきの女子ですが、大学卒業後に東京で就職したのちUターンしてお店を継いだパワフル店長。東京で培った営業力やマーケティングの知識、全国のグルメ友達とのネットワークなどの強みを活かして、「自分にしか出来ない仕事はこれだ!」と天職に就きました。「おいしい」と聞けば日本全国どこへでも駆けつけ、抜群のコミュニケーション能力を発揮して仕入れ交渉をします。手書きのPOPやチラシ、毎日インスタにあがるタイムリーな情報からは、商品に対する思いや愛情が溢れんばかりに伝わります。
せっかくなのでおすすめ商品情報を。南区長谷川農園の「チンゲン菜」(生でも食べられる!)、南区月潟産のブランド里芋「繭姫」(五泉の帛乙女に並ぶおいしさ)、新潟ではマスヤでしか買えない広島の珍味「子持ちこんにゃく」(プチプチ食感)、静岡の会員制バー・キャロルの「チーズケーキ」(濃厚!)、山形の「塩納豆」(塩麹がいい仕事)、宮崎戸村本店の「ドレッシング」(すりおろし玉ねぎがアクセント)などなど。ついこの間、1/20にNHKあさイチで取り上げられたこともあり、今や、マスヤには新潟県内はもちろん、県外からもたくさんのお客さんがやってきます。ちょっと遠くても、ワクワクして何度も通いたくなるお店です。美味しいものが好きな方、そして元気が欲しい方、マスヤに行ってみてください。きっと、気さくに声をかけてくれる礼奈店長やスタッフの方々、そして美味しいものたちからパワーチャージできることでしょう。
マスヤ味方店
住所 | 新潟市南区味方103-1 |
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TEL | 025-372-3439 |
営業時間 | 9:00~19:00(土日祝~18:00) |
定休日 | 水曜 |
Instagramアカウント | masuya_ajikata |