大川 真名子
普段の食生活になくてはならない私の好きな店として「いっぺこ~と」をご紹介させていただきます。
新潟市西区亀貝にあるJA新潟かがやき運営の大型ファーマーズ・マーケットです。地元新潟市とその近郊から新鮮な農産物が集まります。
午後に行くとお目当てのものは売り切れていますので、必然的に日曜日に買い出しに行くことになります。開店直後の混雑はすさまじいですが、山積みになった朝採れ野菜やお目にかかったことのない野菜にワクワクします。農家さんには今どれくらい売れたかが携帯にリアルタイムで届くのだそうで、「仲良し農家さん同士で、私のが売れた~とワイワイお茶飲みながらおしゃべりするのが楽しいの!」と患者さんがお話しされていたのを思い出してほっこり。
今の時期は何といっても「枝豆」です。初だるま、いきなまる、天ヶ峰、おつな姫、湯上り娘、茶豆…毎週変わっていく品種、農家さんの名前をチェックして買います。新潟県もようやく「えだまめ県、新潟」をキャッチコピーとして全国にアピールしています。がんばれ新潟!ナスの消費量も新潟県が日本一だそうで、あまりにたくさんの品種があるために選ぶのに時間がかかってしまいます。果物も品質が安定しています。春の越後姫、夏の桃も品種がたくさんあります。晩夏には巨峰やシャインマスカットなどのぶどう。家庭用のものでもお得でおいしいです。お肉はしろねポークと新潟県産牛肉。必然的にハンバーグに使うひき肉は産地がはっきりしているのでスーパーで買うものよりおいしいです。品ぞろえは少ないですが刺身も柵で鮮魚センターマリーンから地物が届いていますので何気に便利です。
アイス工房のジェラートも絶品です。とにかく種類豊富。なんでもジェラートにできるんですね。枝豆、そら豆、トウモロコシ、イチジク、越後姫など。季節の野菜も使うのでヘルシーな気がして罪悪感が薄れます。毎月第3木曜日はシングルの値段でダブルのジェラートが買えます。
冬は焼き立てのいもジェンヌ焼き芋、おでんのイベントなどもあり、一年を通して新潟の食の豊かさを実感する楽しいところです。
いつか平日の午前中の開店直後に行ってみたいです。
いっぺこ~と
住所 | 新潟市西区亀貝3066 |
---|---|
TEL | 025-211-1831 |
営業時間 | 9:30~18:00 |
定休日 | 水曜日 |
ホームページ | https://ja-kagayaki.or.jp/ippe-court/index.html |
(令和7年8月号)