山口 雅之
前回は札幌のお食事処をご案内しましたが、今回は海産物のご紹介です。
北海道旅行の帰りにお土産に海産物を買って帰りたい方は多いと思います。札幌市内で海産物を買うなら「二条市場」が観光の定番ですが、保冷バッグを持って空港に移動するのでは、保冷剤が新潟までもつかが心配になってしまいます。できれば空港で購入してすぐに飛行機に乗りたいところです。新千歳空港内には海産物を扱うお店が何店舗もありますが、その中から「島の人」を紹介します。
「島の人」は札幌に本社を置く株式会社レブニーズが展開するオリジナルブランドです。礼文島の最北限「スコトン岬」にある「島の人 礼文島本店」がこの会社の原点です。礼文島以外では新千歳空港店が唯一の直営店で、礼文島から直送された海の幸の販売を行っています。
礼文島の名産は何といっても生ウニです。ウニというとお寿司の軍艦に乗っているウニが思い浮かばれると思いますが、これは「板ウニ(箱ウニ)」と呼ばれるミョウバンで固めたものです。ウニは非常にデリケートで空気に触れると溶けてしまうため、ミョウバン水に浸して形が崩れないようにして出荷されています。ミョウバンを使用すると甘みが減って、特有の渋みや苦みを感じてしまうことがあるのが欠点です。ウニの本来の甘みを楽しめるのは、ミョウバンを使わずに、海水と同じ濃度の塩水に浸してパックした「塩水ウニ」です。北海道のウニにはバフンウニ(エゾバフンウニ)とムラサキウニ(キタムラサキウニ)の2種類があります。バフンウニはオレンジ色が濃く、ムラサキウニは色が薄いので黄色に見えます。バフンウニは味が濃厚で、甘みが強いので価格はムラサキウニよりお高くなります。礼文島のウニの解禁期間はムラサキウニが4月からですが、バフンウニは6月1日から8月30日までと決められています。
ウニと一緒にイクラをのせてウニ・イクラ丼にするのがお勧めですが、イクラはお店によっては塩味が強すぎるものがあります。「島の人」のイクラはウニ・イクラ丼にちょうどいい塩味に仕上げられています。
「島の人」オリジナルの「利尻昆布醤油 磯吟醸」は最高級の利尻昆布を使用して二年間熟成させた醤油です。磯の香りが特徴で、ウニ丼にはもちろんお刺身にもよく合うのでお勧めです。
新千歳空港はショップの数が多く、見て歩くだけでも時間がかかりますので、早めに空港に移動することをお勧めします。

島の人
| 場所 | 新千歳空港国内線旅客ターミナルビル2階 (国内線出発フロア「どさんこ産直市場」) |
|---|---|
| 営業時間 | 8:00~20:00 |
| HP | https://www.rebun.jp/ |
| オンラインショップ | https://shop.rebun.jp/ 楽天市場、ヤフーショッピング、アマゾンにも出店しています |
(令和8年6月号)