浅井 忍
昼は外食と決めている。店がランチと名付ける定食を選ぶことが多い。店には車で行くので、駐車スペースがあることが店を選ぶ条件になる。
最近のお気に入りは西区のときめき西にある保盛軒だった。だったというのは、今年4月に、新潟日報のメディアシップ2階に移転したからだ。およそ週2~3回のペースで通っていて、もっぱら「Aランチ、ご飯少なめ」を食べていた。値段は1,100円だった。
今年の1月末に、カウンターに陣取った私のそばに調理人がきて、「店が移転するんですよ。新しい店も宜しくお願いします」と教えてくれた。「どこでですか」と私の問いに「それはまだ言えません」と答えた。店内の張り紙どおりに、2月15日に閉店し4月25日にメディアシップの2階にオープンした。ちなみに四川飯店が閉店した後に、保盛軒が入ったのである。
保盛軒には輝かしい歴史がある。はじまりは、昭和2(1927)年、中国出身の初代が新潟市横七番町で開いたラーメンと中国料理の店である。昭和17年に古町に移り、その後徐々に店舗を拡大し、宴会中心の中国料理店となっていく。しかし建物の老朽化などから2002年に閉店し、ときめき西で新たなスタートを切った。町中華とは違う、少しグレードの高い中国料理店として人気を博していた。そして、この度メディアシップの2階に移転したのである。ちなみに、店のキャッチフレーズは、「昭和2年創業 新潟最古の中華料理店」である。
開店2日目に訪れた。注文は、スマホのカメラアプリを開きメニュー表にある二次元コードを読み取りメニューから品目を選ぶシステムだ。迷わず麻婆豆腐ランチ1,450円を注文したが、水とおしぼりを運んできたホール係に注文品を告げていないので、注文どおりに運ばれてくるかが不安だった。心配をよそに麻婆豆腐ランチが運ばれてきた。麻婆豆腐には「最強」の文字がつく品目がある。最強麻婆豆腐の特徴を尋ねると、花椒(ホアジャオ)がたっぷり入っているとのことだった。1か月後少し遅い時間に再度訪れて麻婆豆腐ランチを食べた。ときめき西の店でさんざんお世話になった2人の女店員が話しかけてくれて、嬉しかった。

保盛軒
| 場所 | 新潟市中央区万代3丁目1-1 新潟日報メディアシップ2階 |
|---|---|
| TEL | 025-379-1010 |
| 営業時間 | ランチ 11:00~14:30(L.O. 14:00) ディナー 17:00~20:30(L.O. 20:00) |
| 定休日 | 水曜日、第2、第4火曜日 |
| HP | https://hoseiken.com |
(令和8年8月号)