木戸病院 副院長・消化器内科
摺木 陽久
当院は新潟市東区にあり、新新バイパスを車で新発田市方面に向かって走ると、竹尾インターを過ぎた辺りでバイパスの左側に見えてきます。平成23年(2011年)7月に、老朽化した旧木戸病院から移転し、竹尾に新木戸病院を開設いたしました。バイパスからはまだまだきれいに見えますが、早いものでもう14年が経ちました。これまで周辺の臨港病院様や桑名病院様等々の医療機関と共に、主に東区周辺の住民の皆様の健康をお守りして参りましたが、令和7年(2025年)には新潟医療生協創立50周年という節目の年も迎え、令和8年(2026年)には木戸病院開院50周年も迎えようとしています。先人から引き継がれてきたこの火も絶やさぬようにという思いもあり、ますます努力していかねばと考えております。
そんな中、新潟県内の医療機関はどこもそうかもしれませんが、最近は診療報酬改定や医師の都市部への集中による医師不足、常勤医の高齢化による医師の減少、また看護師をはじめとするスタッフ不足もあり、かなりの経営難をきたしていると思われます。御多分に漏れず当院にもその波が押し寄せてきています。最近では経営コンサルタントに相談し、佐藤秀一院長をはじめみんなで悩みながら、経営方針を色々創意工夫しながら病院の立て直しをはかっています。大学との関係もございますが、やむなく診療科を減らしたり、病棟を閉鎖したり、病棟の利用方法を変更したりしています。
更に最近は救急対応にもみんなで協力して頑張っています。年間での救急車の受け入れ件数もここ数年少しずつ増加してきており、2100件から2300件に、令和7年(2025年)は2500件ほどになりそうです。時には、休憩時間や食事もとれず救急車や急患に対応しているのを見ると、医師や看護師等スタッフの身体や健康が心配になる時もあります。
ただしそんな中、最近は若い研修医の先生方がマッチング等で短期ではありますが、当院で研修を受けることも多くなってきており、若い、新しい、時には個性的な風を吹き込んでくれて、研修医が病院の活性化にも一役買ってくれていると感じています。また、たすき掛けで若手の先生方にも来ていただけるようになり、入院主治医や日当直医など大きな戦力になってもらっています(いつ何時また閑古鳥が鳴くかわかりませんが…)。
色々ありますが、病院の第一目標は、周辺住民の皆様の健康をお守りすることです。どうにか病院と周辺住民の皆様がWin-Winの関係になれるように努めて参りたいと、佐藤院長はじめスタッフ一同力を合わせて頑張り、この窮地を乗り越えていきたいと考え、努力しております。そこで、やはり大学病院様や市民病院様をはじめとする病院様方に今後も御協力いただければと思っております。
以上、当院の近況について御報告させていただきました。今後ともお力添えをよろしくお願いいたします。
(令和8年1月号)