新潟市医師会 副会長 浦野 正美
平成28年6月27日の代議員会後から副会長職を務めております。会長の藤田一隆先生、先輩副会長の永井明彦先生のご指導を仰ぎながら、また役員の諸先生、事務局の皆様のお力を借りながら勉強させていただきたいと思います。
藤田会長は2期目に向かって新たに3つのテーマを掲げられました。すなわち、「強い医師会づくり」、「個の充実」、「新潟市医師会からの発信」であります。私もこの目標達成に向かって活動をしていきたいと考えております。以下に私の個人的な意見ですが、いくつかの行動目標を述べたいと思います。
まず、第1の目標は「強い医師会」作りですが、やはり組織率の向上が重要ですので、新潟市内の病院や新潟大学医学部の先生方と地域医療について密接な連携を行い、各種問題点を検討していきたいと思います。さらに今後は大学の先生方と相談して医学生への地域医療関連の研修への協力なども検討したいと考えています。また医師会の体制強化のために、なかなか難しいとは思いますが勤務医の先生方に参加していただけるような事業計画の作成を行いたいと思います。
第2の目標である「個の充実」に関しては、理事会の各役員に各担当部局の重要課題について、テーマを絞ってプレゼンテーションを行ってもらう予定です。これは通常の理事会とは別枠で、担当事務局職員も参加して年に数回の開催を想定しております。事務局強化のために、医師会全体の長期的な構想を考え、それに対応した専門知識のある有能な人材の確保に努めたいと思います。また、現在の職員のスキルアップのために、関連行政機関などとの定期的な連絡会議や新潟市や新潟大学、他の医師会などへの出向による研修なども考えています。
最後に3番目の「新潟市医師会からの発信」については、新潟市行政部局の担当実務者と具体的な個別事項について綿密な打ち合わせを行い、より現実的で効率的な医療政策が実行できるように協力していきます。また、新潟市議会の市民厚生常任委員会代表などとの意見交換会や、新潟市議会議員、地元選出国会議員の皆様との懇談会を通じて地域医療への理解を深めていただこうと考えています。
広報活動も重要ですので、マスコミ関係者への正確な医療情報の説明と意見交換などを予定しております。在宅医療・介護推進については多職種との連携をさらに強化し、一般市民への広報活動や意見聴取なども幅広く行っていきたいと考えています。医師会活動も時代と共に変化しておりますので、ICTを活用して情報を迅速かつ正確に把握して分析し、医療関係者でお互いの顔が見える関係を構築しながら共有したいと思います。
以上は個人的な努力目標でありますが、会員の皆様のお力添えにより、少しずつでも達成できるように今後、2年間の任期を活動していきたいと存じます。
(平成28年9月号)