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新潟市医師会報より

新潟市医師会

コロナ禍の連携

新潟市消防局長 小林 佐登司

新潟市医師会並びに会員の皆様には、日頃から当消防局の救急業務に格別のご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。また、新型コロナウイルス感染症が全国的に広がる大変困難な状況において、日々医療を提供されている会員の皆様に改めて敬意を表する次第であります。

現在、消防が行う救急業務が、昭和38年に消防法で正式に消防の任務として位置づけられてから早や60年になろうとしています。平成3年に救急救命士制度が創設されたことは、消防における救急業務の一大転機となりました。平成16年には救急救命士による気管挿管、平成18年にはアドレナリン投与が順次実施可能となり、その後も低血糖傷病者に対するブドウ糖の投与、アナフィラキシーショックに対するエピペンの使用など処置範囲が拡大され、救急業務の高度化が着実に進んでまいりました。

昨年9月には、本市での新型コロナのワクチン接種を推進するため、当消防局の救急救命士がワクチンの筋肉内注射について研修を受け、約7,000人の方々にワクチン接種を行い、無事、期待された役割を果たしました。救急業務への期待は、救急救命士制度発足前とは隔世の感があります。

今、世界的に流行し、多くの尊い人命が犠牲となっている新型コロナウイルス感染者が、令和2年2月末に本市で初めて確認されてから3年目となりました。これまで感染の拡大、縮小を繰り返しながらも、本市の救急出動については、医療関係者をはじめ多くの方々のご尽力と市民の賢明な対応により、他都市で発生したような重症患者の搬送困難事案は今のところ発生していません。

近年、本市では、救急出動が毎年増加を続けてきましたが、コロナ禍における複雑な要因が重なり、令和2年の救急出動は、35,203件で前年との比較では3,729件減少しましたが、令和3年は37,832件となり、2,629件の増加に転じました。今後の推計では2040年頃まで増加傾向が続くものと想定しています。また、救急出動の増加に併せて、救急隊の現場到着時間、病院までの収容所要時間ともに延伸傾向であり、重要な課題であると考えております。

当消防局では、課題解決策の一つとして、令和元年度から救急需要の多い日中の出動体制を強化するため、日中のみ運用する救急隊(日勤救急隊)1隊の運用を開始し、令和3年度には更に1隊を増加したほか、市中心部の救急需要の多い地域に通常の救急隊を1隊増加配備するなどの強化をいたしました。しかしながら、降雪地特有の交通事情など様々な要因が重なり、所要時間の比較では政令市中で最低レベルにあります。この課題については、当然のことながら、当消防局だけで解決できるものではありません。厳しいコロナ禍を契機に、市医師会、医療機関、地方自治体など関係する機関との連携が確実に強化された今こそ、課題解決に向け取り組む好機ではないかと考えております。

消防局といたしましては、市民生活の安心、安全を確保するため、病院までの収容所要時間の短縮という困難な課題の解決と、病院前救護体制の充実に取り組んでまいりますので、皆様からの一層のご支援、ご協力をお願いいたします。

末筆ながら、新潟市医師会の益々のご発展と会員の皆様のご健勝、ご多幸を心よりお祈り申し上げます。

(令和4年6月号)

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