笹川 基
心と身体の健康維持のため、楽しくウォーキングをしています。万歩計をつけ、1日1万歩を目指しています。
ウォーキングは有酸素運動ですから、下肢筋力の増強には役立ちませんが、筋力維持には役立つだろうと思っています。両腕をしっかり振り大股で歩く速歩きと、ゆっくり歩きを交互に行うインターバル速歩を心がけています。
日頃歩くのは、自宅の小針周辺と、職場のある白山周辺です。晴れた日には、白山から古町、柾谷小路を通り、新潟駅まで歩きます。駅構内をぶらつき、電車に乗って帰ります。
早めの帰宅後や休日は、小針を拠点に、青山、寺尾、寺地、小新、亀貝へと足を延ばします。大通りから小路に入り、新たな風景を求めてさらに細い路地へと入ります。素敵な家々の玄関先、カーポート、前庭の木々や花を眺めながら歩きます。近年、ときどき廃家を目にします。家に纏わる物悲しい歴史が、脳裏に浮かんできます。
お気に入りのウォーキングコースをいくつか紹介いたします。
西区には、歩行者に優しいウォーキングロードがあります。一つは、23年前に廃線となった新潟交通電鉄路線跡で、立派な散歩道に生まれ変わりました(写真1)。関屋大橋から、突き当りの山田小学校まで約3kmあり、往復すると9500歩、所要時間1時間10分です。
小針橋から辻場橋まで続く全長6.2kmの西川遊歩道にもよく出掛けます(写真2)。小針橋から西川沿いの道に入り、水面で戯れる鴨を愛で、亀貝へと歩みを進めます。亀貝橋まで約2.9km、4500歩、35分掛かります。亀貝橋から右に曲がり大堀幹線に向かったり、左に曲がって亀貝インター付近を目指したり。帰路は、風の吹くまま気の向くまま。
新潟市は日本海に面し、中心部には日本一の信濃川が流れています。また、福島潟、鳥屋野潟、佐潟など、潟が多いのも新潟の特徴です。これらの水辺には、多くの散策路が存在します。
関分記念公園から入船みなとタワーまで約5kmの海岸線、松林の中を巡る遊歩道や海辺にはサイクリングロードもあり、自然の中でウォーキングを堪能できます(写真3)。碧く澄んだ日本海の奥に佐渡島、北には粟島も眺められ、心安らぎます。
信濃川両岸から関屋分水へと繋がるやすらぎ堤は、ウォーキング、ジョギング、サイクリングを楽しむ人で溢れています。やすらぎ提から眺める萬代橋の風景は、新潟の誇りです(写真4)。
県立鳥屋野潟公園には無料駐車場があり、車を駐めて散策します(写真5)。鳥屋野潟をゆっくりと眺めながら歩を進め、ビッグスワンスタジアムなど巡り車に戻る頃には、程好い疲労感を覚えます。
散歩日和には、車で郊外の公園を目指します。
角田山の麓に広がる上堰潟公園には、四季折々訪れます。潟には木道、潟の周りには約2kmの遊歩道があります。1周すると3100歩、約25分かかります。角田山を借景とした静寂な風景は一幅の水墨画のようにもみえます(写真6)。春には桜と菜の花、夏には向日葵、秋には秋桜が咲き誇り、潟には凛々しい白鷺の姿、秋になると白鳥が多数飛来します。角田山の裾野には田園風景が広がり、稲穂が四季の移ろいを語ります。
秋葉区にある新潟県立植物園も、自然溢れる素晴らしい公園です。オニバスが大葉を広げる池を中心に、1周1.2kmの遊歩道があります(写真7)。適度なアップダウンがあり、木屑を敷き詰めた散歩道が足に心地よく、1600歩、約15分で周れます。
今年も冬を迎えました。寒い季節、そして真夏の暑い季節にお勧めの散歩コースが、二つあります。
一つ目は、新潟みなとトンネル自歩道です(写真8)。車道を挟み、海側とまち側に独立した遊歩道があり、車道からは隔離されているため、排気ガスを吸うことはありません。もちろん冷暖房はありませんが、寒さ暑さを感じることはありません。入船側出口から山の下側出口まで1.36km、往復すると4500歩、約40分かかります。軽やかなジャズピアノのBGMが流れているトンネルなんて、他にありますか?
もう一つ、江南区にあるイオンモール新潟南にも時折散歩目的で出かけます(写真9)。ショッピングモールは、夏は涼しく、冬は暖かく、絶好の散歩コースです。仕事で長岡へ行った折には、ランチタイムにリバーサイド千秋なども散策します。イオンモール新潟南は、県内のショッピングモールの中で一番広く、3階全フロアを巡ると4500歩、約40分かかります。レストラン街の他、映画館、書店、レコード店、電器店などさまざま店舗が揃っており、目を輝かせながらぶらつきます。
新潟市も広く、まだまだ知らない街並みがたくさんあります。新しい出会いを求めて、これからも楽しくウォーキングを続けます。
今回記載した歩数と所要時間は私の実測値です。皆様が歩かれますと、異なった歩数、時間になるかと思います。胴長短足の私の体形が原因です、お許し下さい。
写真1
写真2
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写真5
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写真7
写真8
写真9
(令和4年12月号)