川合 千尋
2024年12月31日、バンクーバー20:30発のAC252便は1月1日0:06にカナダ北西部の都市イエローナイフに到着。イエローナイフは北極圏に近くオーロラベルトの真下に位置していることから、オーロラ観賞に最適な場所として知られています。息子と二人でオーロラを見るためにやって来たのでした。タクシーでホテルに向かいチェックインすると、部屋には防寒具一式が用意されていました。
2025年1月1日、オーロラ観賞1日目。21時過ぎにオーロラ観賞施設であるオーロラビレッジのバスで出発しました。到着後、指示された番号のティーピーと呼ばれるテントに向かって歩いていると、すでに空には緑色のオーロラが出ているではないですか。3日間の滞在で90%以上の確率でオーロラを観測できると言われているだけあります。緑色の高高度オーロラがほとんどでしたが、赤っぽい低高度オーロラも出現し、ゆっくり動くカーテンのような姿がとても幻想的でした。
写真は何とかスマホで撮れました。ところが、当日の気温は-35℃、「機器の温度上昇を防ぐためにカメラ機能を一時的に制限しています」と表示が出てスマホのカメラアプリが開けなくなってしまいました。「温度下降のため」と言う表示はないのでしょうね。その後は自分の網膜にしっかりとオーロラを焼き付けてきたのでした。
完全防備でいても身体は冷たくなってきますので、ティーピーと呼ばれるテントで暖を取ります。ティーピーの中には薪ストーブがあり、靴を脱いで冷え切った足を暖めながら、日本から持ってきた「シイタケ茶」を飲んでいました。
さて、お腹も空いてきましたので施設内のダイニングホールへ向かいました。私はプーティンを、息子はバイソンシチューを注文しました。ホットワインをいただきながらのカナダ料理は、憩いのひとときですね。その間も外からは歓声が聞こえ、スタッフが「目の前にすごいオーロラが出ています」と声を掛けてくれます。その日はオーロラ爆発と言っても良いくらい、ずっと空一面にオーロラが出ていました。観賞時間を2時間延長し、バスの中からもオーロラを観ながら3時過ぎにホテルに戻りました。
1月2日、オーロラ観賞2日目。淡いオーロラが時々出現しましたが、元日程ではありませんでした。と言うことで早速ダイニングホールへ。私はバイソンスパゲッティを息子はバイソンタコスを注文しました。地元のアイスワインと共にバイソンの肉を今日も美味しくいただきました。2日目は1時半ごろホテルに戻り、休む暇なく3時過ぎには5時発のAC8477便に乗るためにイエローナイフ空港へ向かったのでした。バンクーバーでAC3便成田行きに乗り換えて1月4日に帰国しました。
私の憩いのひとときは日本を離れた時から始まります。帰国する前に次の旅行を考えている私。皆様も憩いのひとときの一つとしてオーロラを観に行きませんか。
ホテルを出発
私のスマホではこれが限界
-35℃