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新潟市医師会報より

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『時代 ─フォト俳句─ 』

大橋 美奈子

新潟市医師会会員でいらっしゃる穗苅環先生の3冊目の写真集が出版されました。1冊目は『風を聴きながら』、それに続く2冊目は『わらべ唄 ─フォト俳句─ 』でしたが、どちらもこのコーナーで紹介されたのは皆様の記憶に新しいことと思います。今回の『時代 ─フォト俳句─ 』は220頁ものボリュームがあり、ずっしり厚くて熱い、この5年間の集大成です。書店だけでなくAmazonでも購入できます。

カメラが趣味の域を超えていらっしゃることは、皆様もすでにご存じだと思います。お忙しい合間を縫って12年前から写真コンテストにも挑戦されています。コンテストで入選することはかなり凄いことだと思うのですが、これまでに合計94回も受賞歴があるそうです。たとえば、新潟市展10回、県展4回、二科会写真部公募展4回、JPS(日本写真家協会)展1回、JPA(日本写真作家協会)公募展3回などなど。フルマラソンにも出場されますし、ゴルフもお上手だし、天は二物も三物も与えたのですね。

さて、フォト俳句というのは、その名の通り、写真のわきに俳句が添えられたものをいいます。TBS系のバラエティ番組「プレバト‼」の俳句コーナーで、夏井いつき先生の毒舌解説がウケたことで今や全国的な大ブームです。人気の立役者である夏井先生によると「俳句は命薬(ぬちぐすい)」だそうです。命薬とは沖縄の方言で、「ぬち」は命、「ぐすい」は薬のこと。つまり、心を元気にして癒してくれるもの。心の薬というわけです。

この写真集の構成は、幼少期、少年期、青年期、壮年期、老年期の章立てになっていて、私はその順に読み進めたのですが、このコロナ禍によってザワついていた気持ちが徐々に静穏になるのを感じました。懐かしさに浸るような感覚です。まさに命薬になっているのだと思います。

私のお気に入りの作品をご紹介いたします。ご紹介したい作品が多すぎて選ぶのが大変でした。

「作品1」
子供がゲームばかりしている昨今、感動を呼ぶ一枚。スーパーのチラシで武器を作り、悪を討つ。そこらへんにあった紙袋を被ってみたらジャストサイズだったわけです。既製の覆面を買ったらお金もかかりますし、もしこれがレジのビニール袋だったら窒息の可能性がありますので、小児科医としてこのお二人に100点満点をあげたいです。

「作品2」
懐かしさで目がうるうるした一枚。自分の息子も幼い頃からスイカが大好きで、黒い種を指でひとつひとつほじりながら口の周りをベチョベチョにして夢中で食べていました。息子のほっぺもこんな風にぽにゃぽにゃしていたので、私は「ぽにゃお君」と呼んでいました。というか、今でも呼ぶことがあります。もしこれから先彼が結婚しても、お嫁さんがいない所では「ぽにゃお君」と呼ばせてもらおうと思っています。

「作品3」
気になって仕方ない一枚。渋くてカッコいいなあ。俳優さんなのかな。どなたなのかな。ひょっとして、元カレかな。思い切って先生に直接お聞きしました。映画『浅田家!』(二宮和也主演)のモデルとなったカメラマン浅田政志さんをお呼びして、下本町の人々を撮影する会があったそうです。そのとき偶然自転車で通りかかった、近所のおじさんでした。

「作品4」
ひとめ惚れした一枚。うちには13歳になる老犬がいます。数年前から病気で目が不自由なのですが、嗅覚を頼りにてくてくと散歩もできます。私が家に帰ると、毎日欠かさず彼なりの精いっぱいのダッシュで玄関まで来てくれます。ありがとう。私も大好きだよ。長生きしてね。

 

 

『時代 ─フォト俳句─ 』

著者 穗苅 環
出版 新潟日報事業社
初版 2023年3月3日
価格 1,500円+税

(令和5年4月号)

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