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てんかんは子供の病気?

福多 真史
(西新潟中央病院 脳神経外科)

「小さな子供が急に意識がなくなって全身をぶるぶる震わせている」というのが、多くの方がイメージするてんかんではないかと思います。実はてんかんは子供だけの病気ではなく、人間の一生の中でいつ発症してもおかしくない病気です。とくに60歳を過ぎると発症率が高くなり、その後どんどん発症率は上がって、80歳ぐらいになると小さな子供よりも高くなり、大体100人に1.5人ぐらいの割合で発症すると言われています。今後高齢化社会が進んでいく日本においては、てんかんの患者さんが益々増えていくことになります。

では、てんかんとはどういう病気なのでしょうか?てんかんは脳の一部あるいは脳全体の神経細胞が一時的に興奮しててんかん発作というのを繰り返す慢性の脳の病気です。ですので、特別な場合を除いて1回だけのてんかん発作ではてんかんという診断にはなりません。てんかん発作には上述のように、全身をぶるぶる震わせる発作の他に、急に動作が止まりぼーっとして反応がなくなる発作、手足をびくっとさせる発作、筋肉が急に硬くなる発作、全身の力が急に抜けてしまう発作など、たくさんの種類があります。とくに急にぼーっとして反応がなくなる発作というのは高齢者に多く見られるてんかん発作の一つです。最近話しかけても返事がなく、目もうつろになり、勝手に手を動かしているなどという状態を家族が頻回に目撃すると、認知症になったのではないかと心配になるかもしれません。てんかんと認知症は違う病気ですが、てんかんに認知症が合併することもありますし、その逆もあります。高齢なので認知症になるのはしかたがないとあきらめず、ぜひてんかん専門医や認知症専門医を受診させてください。高齢者のてんかんは抗てんかん薬が効きやすく、発作がなくなって、もとの状態に戻ったという患者さんも少なくありません。

てんかんは決して子供の病気ではなく、むしろ高齢者にもたくさん発症する可能性があること、認知症との区別がむずかしいてんかん発作もあることをご理解頂いて、早めの専門医受診をお勧めします。

(2018.10.29)

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