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薬疹(薬のアレルギー)について

しむら皮膚科クリニック 志村 英樹

「これって薬のアレルギーですか?」

皮膚科をやっていると一日一回は聞かれます。薬の説明の紙に「発疹が出たら医師に相談を」と書いてあるので当然です。

実は初めて飲む薬ですぐに薬疹を起こすことはありません。体がその薬に対してアレルギーを獲得するまでの準備期間(感作期間)が必要だからです。その期間は通常は10日~14日間です。従って、原因薬は「発疹がでる直前に初めて飲んだ薬」ではなく、「10日以上前に少なくとも1度は飲んだことのある薬」を最も疑うべきだということになります。

アレルギー症状には大別して2種類があります。一つは「即時型アレルギー」で薬を飲んで10~30分後に蕁麻疹として、もう一つは「遅延型アレルギー」で12~48時間後に赤い発疹として症状が現れます。従って、薬疹が生じる「直前」もしくは「1~2日前に」に飲んだ薬を原因として疑うのは正しいといえます。

上記をまとめると、「10~14日前から初めて飲み始めた薬」、「10日以上前に一度飲んだことがあり、発疹がでる直前もしくは1~2日前に飲んだ薬」が薬疹の原因薬として最も疑われます。なので、例えば初めての薬を飲み始めて5日目に発疹が出た場合、薬疹は疑いませんし、飲み続けて3ヶ月経つ薬を薬疹の原因とは考えません。

基本的には薬疹は全身に生じます。最も多い「紅斑丘疹型薬疹」は赤い発疹や赤い丘疹(2、3ミリのブツブツ)が左右ほぼ対称性に全身に拡大していきます。ただ例外があって、紫外線が当たる部位だけに生じる「光線過敏型薬疹」や特定の部位だけに生じる「固定薬疹」というものもあります。

薬疹は原因薬を続けているとどんどん悪化し時には命に関わることさえあります。薬を飲み始めて2週間くらいしてから薬を飲むたびに蕁麻疹が生じる、過去に飲んだことがある薬を久しぶりに飲んだら全身に赤い発疹が出てきて広がっている等の症状があれば薬を中止して皮膚科を受診してくださいね。

(2022.12.23)

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