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女性アスリートの三主徴〜無月経・利用可能エネルギー不足・骨粗鬆症

新潟市民病院 産科
新潟リハビリテーション病院 女性アスリート外来
森川 香子

健康のためにスポーツに取り組む女性が増えてきました。運動負荷が高い方ほど、利用可能エネルギー不足(low energy availability; LEA)に注意が必要です。LEAは「運動によるエネルギー消費量に見合った食事からのエネルギー摂取量が確保されていない状態」です。月経がある女性がLEAになると脳の視床下部の機能が抑制されて、引き続き脳の下垂体や卵巣のホルモンの分泌も低下します。つまり、排卵や女性ホルモンの分泌が抑制され、無月経となります。女性ホルモンは女性にとって骨の健康を維持するために欠かせないものでもあります。無月経のまま放置すると骨密度が低下し疲労骨折のリスクが高まります。女性が人生の中で最大骨量を獲得するのは10代後半〜20歳ころです。とくにこの頃に女性アスリートの三主徴を放置すると、一生骨量減少や骨粗鬆症に悩まされる可能性もあります。

LEAは他にも発育や発達、代謝、心血管系、免疫や精神面など全身へ悪影響をおよぼし、結果的にはパフォーマンスの低下をもたらします。これを国際オリンピック委員会では「スポーツにおける相対的エネルギー不足(Relative Energy Deficiency in Sports; RED-S)」と提唱していて、男性にもあてはまる事象です。治療は運動量を減らす、または摂取エネルギー量を増やすことが基本です。

運動に取り組んでいて15歳でも初経がない、順調だった月経が不順や無月経になってしまった、疲労骨折を繰り返している、または若い時に三主徴だったかもしれないので骨量が心配という方などは医療機関にご相談ください。また、男女問わず一生懸命練習しているのに記録が伸び悩んでいる方はRED-Sの可能性もありますので、練習量や食事量を見直してみてください。先日も10代の陸上中距離選手が、練習を強化したのに記録が出ずに悩んでいたところ、食事量を増やし記録が伸びたと喜んでおられました。

健康につながる運動で、健康を損なうことのないように。

(2023.07.26)

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