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死因究明のためのCT検査;死亡時画像診断(オートプシー・イメージング:Ai)

新潟大学医歯学総合研究科 死因究明教育センター 高橋 直也

日本では1年間に約158万人の方が亡くなります。このうち、警察などによって取り扱われる異状死が約18万人です。新潟県では、約3万人の死亡のうち3千数百件が異状死とされます。9人に1人が異状死というと、驚かれるかもしれません。これは、病気の方が医師に看取られて亡くなる場合以外は、すべて異状死とされるからです。例えば、突然倒れて救急搬送されて亡くなられた方も、直接の死因がわからない場合、警察に検視が依頼されます。この際、警察が「事件性がある」と判断すると、死因を明らかにするため解剖が行われます。しかし、「事件性がない」とされると解剖されず、医師は体表の観察のみで死因を特定しなくてはなりません。

そのため、2000年前後からご遺体をCTで検査する死亡時CT(オートプシー・イメージング:Ai*)が行われるようになりました。日本は世界で最も多くCTなどの画像診断装置が設置されており(全世界のCTの1/3が日本にあります)、CT検査は比較的容易に行えます。このような背景から、特に救命救急の分野ではほとんどの施設でAiが行われています。

CTでは、出血や外傷による損傷は判断可能です。突然死の1/4程度は出血性疾患によるもので、Aiではくも膜下出血や脳出血、大動脈瘤や大動脈解離による大動脈破裂を診断できます。また、骨折や臓器損傷などの外傷もCTで判断できます。病死だと思われていたのに、Aiで外傷がわかる例もあります。

最近では、法医学領域でも多くの大学に遺体専用のCTが導入され、死因究明や解剖のガイダンスとして活用されています。

死後の画像は生前の臨床画像とは異なるため、不明な点も多くありますが、Ai導入から約20年が経ち多くのことが明らかになりました。これからもAiは死因究明の重要な手法として期待されています。

*オートプシー(解剖)・イメージング(画像)は、医師・作家の海堂尊氏が提唱した死亡時画像診断の名称です。人工知能のAIと区別するためiを小文字とします。

(2024.03.27)

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