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こどもの加熱式タバコの誤飲が増えています

新潟市民病院小児科 塚野 真也

加熱式タバコとはタバコの葉が入ったカートリッジを加熱用器具にセットして発生させた蒸気を吸入するものです。煙が出ない、有害物質が少ないなどの理由で最近利用者が増えています。こどもの誤飲ではタバコが最も多いのですが、この加熱式タバコの誤飲が近年増えています。

加熱式タバコはパイプタバコに属するのでニコチン量の表示義務はなく、また統一された測定方法もないようです。有害物質は90%低減と宣伝されていますが、2017年12月にある有名な医学雑誌に掲載された論文では、加熱式タバコの蒸気に含まれるニコチン量は紙巻タバコの84%、発がん物質のホルムアルデヒドは74%と決して少なくないと報告されています。

米国食品医薬品局は加熱式タバコが紙巻タバコより害が少ないという科学的根拠は不十分でそのように宣伝することを禁止すべきだとし、国内での販売を禁止しています。そして世界の加熱式タバコのなんと90%は日本で販売されています。そのため日本が加熱式タバコの発がん性に関するデータの実験場になっていると指摘する人もいます。

タバコ誤飲によるニコチン中毒の致死量は小児では10~20mgで紙巻タバコ約1本分です。こどもが紙巻タバコを1本誤飲することはまずありませんが、加熱式タバコのカートリッジは4.5cm程度と短く乳幼児でも一度に口に入ります。一度に2本誤飲した事例が日本で報告されています。

ニコチン中毒の症状は30分~4時間以内に出現し、吐気・嘔吐、顔色不良、よだれ、元気がないなどです。タバコを漬けた液体を飲んだ場合は吸収が速く15分以内に症状が出現し、意識障害、けいれん、呼吸停止など重篤となります。誤飲した量が少ない場合は無症状ですが、紙巻タバコで1/4本以上食べた、食べた量が不明、症状が出現している、浸漬液を飲んだなどの場合は医療機関を受診してください。この際に水や牛乳を飲ませるとニコチンの体内吸収が促進されて大変危険ですので飲ませないでください。

(2019.07.24)

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