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「冬来りなば春遠からじ」季節性感情障害について

新津メンタルクリニック 湯川 尊行

「冬来りなば春遠からじ」とは、つらい時期を耐え抜けば、幸せな時期が必ず来るという希望を表現した隠喩ですが、寒く厳しい冬を生きる雪国の人達にしてみれば、喩えというよりも、春を待ちわびる気持ちを直接的に表現した言葉でもあります。

特定の季節に抑うつ症状を呈する疾患の存在が知られており、「季節性感情障害」と呼ばれています。季節性感情障害は、通常、秋から冬にかけて症状が出現し、春になると自然によくなります。そのため、「冬季うつ病」とも呼ばれます。症状としては、意欲の低下、倦怠感が目立ち、典型的なうつ病と異なり、食欲亢進、体重増加を認めることが多く、特に、白米やパン、パスタ、チョコレートなどの菓子類を好んで摂取するようになります。過眠症状も特徴の一つです。

発症に日照時間が関係していることが明らかになっており、冬期の日照時間が短い地域で発症率が高いようです。そのため、旅行や転居によって症状が良くなることもあります。欧米での有病率は一般人口の1~10%と報告されています。日本における一般人口の有病率については2.1%という報告があり、男性よりも女性が多く、20代に発症することが多いとされています。

治療としては、抗うつ薬による薬物療法も行われますが、まず、「高照度光療法」が考慮されます。通常2,500~10,000ルクスの光を1~2時間照射します。目に光が入ることが重要です。最近、海外では、青色波長光(ブルーライト)を多く含んだ蛍光灯や青色LEDを用いた照射器が販売されており、このような光源を用いると、少ない照度(750ルクス)でも従来の白色蛍光灯の照射器(10,000ルクス)と同等の効果が得られるという報告があります。

「目が悪くなる」「夜眠れなくなる」等々、とかく悪者にされがちな「ブルーライト」ですが、生体リズムの調整に重要な役割を担っていることも知られており、闇雲にカットすれば良いということではないでしょう。私の経験上「青空を眺めると気持ちが明るくなる」というのは本当のようです。

(2022.02.25)

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