新潟市医師会

  • 新潟市内の医療機関を探す診療科から
    • 内科
    • 小児科
    • 整形外科
    • 皮膚科
    • 眼科
    • 外科
    • 耳鼻咽喉科
    • 産婦人科
    • 精神科
    • 脳神経外科
    • 泌尿器科
    • 脳神経内科
    • 心療内科
    • その他
  • 新潟市内の医療機関を探す地域別から
    地域から探す
    • 秋葉区
    • 北区
    • 江南区
    • 中央区
    • 西蒲区
    • 西区
    • 東区
    • 南区
  • 休日・夜間に病気になったら急患診療センター
  • カラダのこと考えてますか?病気と健康のあれこれ
  • 医師会について
  • 市民の皆様へ
  • 医療関係者の皆様へ
  • 会員の皆様へ
  • 入会申込

市民の皆様へ

新潟市医師会

膀胱尿道のカメラっていつやるの?

にいがたセントラル泌尿器科 金子 公亮

真っ赤なおしっこ(肉眼的血尿)は、いろいろな尿路疾患に付随してみられます。急な背部痛なら尿路結石、終末時排尿痛なら膀胱炎ですが、無症状に突然トイレで真っ赤なおしっこに遭遇するとびっくりすることでしょう。泌尿器科外来では、検尿とエコー検査をすることで、ある程度の病気を絞り込んで、尿細胞診(おしっこに悪性細胞が混じってないか?)を行うことが多いですが、膀胱までカメラを挿入し観察することでわかる情報も診断にとても役立ちます。

尿細胞診とは採取した検尿に特殊な染色(パパニコロウ染色といいます)を施して、沈渣中に悪性細胞の存在やその異型度を診断する検査です。クラスⅠ~Ⅴの5段階に分けられ、クラスⅠ~Ⅱは陰性、クラスⅢは疑陽性、クラスⅣ~Ⅴは陽性と判定されます。クラスⅢは膀胱炎や尿路結石などの炎症でも判定されることがあり、再検査を施行しますが、クラスⅢ以上の再判定であれば膀胱尿道カメラへと検査を進めます。大きな腫瘍や多発腫瘍・膀胱上皮内癌などでは陽性率が高いといわれておりますが、小さい単発腫瘍では陽性率は低く、尿細胞診が陰性でも肉眼的血尿が続く場合はやはり、膀胱尿道カメラでの下部尿路検査が必要です。

膀胱尿道カメラはどんな感じでやるの?って、イメージがわかない方もおられるでしょう。内視鏡室内で専用の電動リクライニングシートに乗り、軽い開脚位にて、テレビモニターをみながら尿道から膀胱内まで隅々を観察します。麻酔は特に行わずに、軟性鏡といって径6ミリほどの軟らかく曲がるカメラでからだにやさしく、適当な水圧をかけながら観察時間は数分で終了します。

高精細画像(ハイビジョン)で、膀胱内の粘膜の変化を拡大して観察できます。隆起性腫瘍性病変や発赤炎症、さらには膀胱壁の機能が低下している(おしっこを押し出すパワーが弱くなっている)場合の肉柱・憩室形成など、治療へとつなげる所見を取ります。また肥大した前立腺の形状では右葉と左葉のバランスが悪い場合や3つ目の扉といわれる中葉が形成されておしっこの流出を妨げている場合、膀胱頸部硬化症(おしっこの排出に障害となる、膀胱出口の硬い壁)や尿道狭窄症など、内服治療ではうまくいかないケースがあり、低侵襲の経尿道的内視鏡手術をおすすめして関連病院へ紹介しております。ご自身の排尿コンディションがご心配の方は、膀胱尿道カメラの検査をお近くの医療機関へご相談ください。

(2023.11.27)

市民の皆様へ
休日や夜間に病気になったら
症状のセルフチェック
各科からのお知らせ
  • 内科
  • 小児科
  • 外科
  • 精神科
  • 整形外科
  • 産婦人科
  • 眼科
  • 耳鼻咽喉科
  • 皮膚科
  • 泌尿器科
  • 放射線科
  • 脳神経外科
  • 心療内科
  • その他の科
病気と健康のあれこれ
予防接種
妊婦健診、乳幼児健診、各種がん検診
市民公開講座
かかりつけ医
  • かかりつけ医とは
  • 病診連携事業
  • 病診連携事業に参加している病院
  • 在宅医療
新潟市医療機関一覧
禁煙外来を行っている医療機関一覧
認知症かな?と思ったら
病気に関する記事の検索一覧
  • トップページへ
  • ホームページTOPへ戻る
  • このページの先頭へ
新潟市医師会事務局
〒950-0914 新潟市中央区紫竹山3丁目3番11号
TEL : 025-240-4131 FAX : 025-240-6760e-mail : niigatashi@niigata.med.or.jp
  • ご利用にあたって
  • プライバシーポリシー
  • サイトマップ
  • リンク
  • お問合せ
©2013 Medical Association of Niigata City.